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リアルな描写で読むのが苦しい。こんな子、クラスにいませんか?

クレヨン 画像 本のご紹介

こんにちは KCです。
今日ご紹介する絵本は、学校の先生方が絶賛し、ベストセラーとなっているお話です。楽しい絵本だけでなく、こういった現実的なお話もシェアしたいと思って選びました。
※しかし、クラスから無視をされる、のけ者にされるといった描写があるので、苦手な方はここでおやめください。

本表紙

日本国内の方はこちら↓
The Invisible Boy
Trudy Ludwig (Author), Patrice Barton (Illustrator)

米国内の方はこちら↓
The Invisible Boy
Trudy Ludwig (Author), Patrice Barton (Illustrator)

《あらすじ》
ブライアンは『影が薄い子』です。
大人しくてお絵かきが好きな男の子なのですが、先生でさえも、他のクラスメイトが大騒ぎしているのを落ち着かせるのに手一杯で、ブライアンのことを気にも留めません。

休み時間、チーム戦をすることになりました。
みんな、今か今かと、自分が選ばれるのを待っています。もちろんブライアンも。しかし、最後まで残されたブライアンは『もう人数足りてるから、君はいらないや』と言われてしまうのです。

ランチの時間は、みんな、マディソンのお誕生日パーティーの話でもちきり。テーブルの隅に座ったブライアンは、みんなの話に入れません。1人だけ招待されなかったのです。

自由時間には、ブライアンは大好きなお絵描きを選びました。
両手にペンやクレヨンを持ち、ドラゴンや海賊、愉快なお話を彩り豊かにぐいぐい描いていきます。
ブライアンの描くヒーローは、誰とでも友達になれる力だって持っています。
そんなある日のこと、クラスに転校生がやってきました。
ブライアンは恥ずかしそうにニコッとしました。
他の子たちは、仲間に入れてもいいかどうか、見定めようとしていました。

このお絵描きしているブライアンが好きです

とんでもない絵本を選んでしまった、と思いました。
初めて読んだ当時は、我が子がもしこんな風に『見えない子』として扱われたら?あるいは、特定の子を排除するようになったら?という考えが頭をよぎりました。

私も、小学生の頃から、いじめる側にも、いじめられる側にもなりました。
見て見ぬふりもしてきました。
この本を読んだことで、当時のどす黒い気持ちや、血の気が引くような感覚が、呼び起こされる感じがしたのです。
それだけ、ブライアンの『見えない子』としての描写が、実にリアルなのです。

この本が、学校の先生たちから良書に選ばれている理由は、教材として取り入れ、いじめ問題にはたらきかけることができるからだと思います。
無視はいけない、差別はいけない、仲間はずれはいけない…たくさんの学びがあるのは確かです。
その一方で、いじめを経験して、大人になった現在、いじめってそんな簡単に、綺麗事だけでは解決できない。現実はもっと残酷だという気持ちが拭えないのです。

小学生の早い内に、親子でじっくり読むべき1冊だと思います。

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