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【Caldecott Honor】支え合う3世代家族の愛に満ちた物語

コイン 本のご紹介

こんにちは KCです。
みなさんのご家庭では、どんなお小遣い制度を導入していますか?
決められたお手伝いをしたらとか、毎月定額渡しているとか、いろいろな方法があると思います。
また、そのお金の使い方も、ご家庭によって、年齢によって、様々ですよね。

日本国内の方はこちら↓
A Chair for My Mother
Vera B. Williams (Author, Illustrator)

米国内の方はこちら↓
A Chair for My Mother
Vera B. Williams (Author, Illustrator)

《あらすじ》
わたしのお母さんは、Blue Tile Dinerというレストランのウエイターをしています。
時々わたしも、学校帰りに寄ります。
すると、お母さんの上司のジョセフィーンが、私にも仕事をくれるのです。

塩と胡椒の容器を洗ったり、ケチャップを詰め替えたりします。
オニオンスープ用の玉ねぎの皮をむいたことだってあります。
わたしが仕事を終えると、ジョセフィーンは『ご苦労さんね』と言って、お給料をくれます。
わたしはそのお金の半分を、瓶に入れることにしています。

この瓶をいっぱいにするのには、とっても時間がかかりそうです。
毎日、お母さんがチップでもらった小銭を、わたしが全部数えてから瓶に入れます。
笑顔で帰ってくる日も、疲れ果てている日も、チップが多い日も少ない日も、毎日必ずです。

おばあちゃんも、お買い得品が買えた日なんかに、節約できた分のお金を瓶に入れます。
この瓶がいっぱいになったら、椅子を買いにいくんです。
この世でいちばん素敵で、ふわふわすべすべのビロードで、バラの柄がついている、肘掛け付きのどっしりしたソファをね。

著者のVera B. Williamsさんが、亡くなったお母様に捧げたこの作品は、1982年に出版され、Caldecott Honor(銀賞)を受賞しました。
祖母やおじおばも含め、3世代の家族愛に満ちた作品です。
一見、普通の慎ましい生活を描いたように見えますが、家族の支え合いや思いやり、尊重、理解、愛がそこかしこに散りばめられています。
主人公で子どもである『わたし』が、家族と一緒に過ごす日常が、安全で愛に満たされた中にあるということが伝わってきます。

この家庭はけして裕福ではありませんが、『子どもが安全で安心できる環境にある』ことが、いかに重要であるかと、読み手として痛感した作品の1つです。
そういう見方をするのは、親になったからかもしれません。

余談ですが、アメリカではよく、お小遣いを3つに分けるといいます。
Save 貯める
Spend 使う
Share 共有する(誰かのために使う)
比率はまちまちですが、自分の為だけにお金を稼ぐのではなく、貯めたお金を賢く使えるように学んでいきます。
3つに分かれた貯金箱も人気です。

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