こんにちは KCです。
私がGeorge Takeiさんの名前を知ったのは、当時18歳、大学の米文学の講義でのこと。
それまで、米国の作品といえば白人主義で、アジア人は偏見を抱かれがちな役回りだったのが、スタートレックシリーズでGeorge Takeiさんが演じたヒカル・スールーという役は、チームの重要人物。
映画・テレビ界に一石を投じた、異例の大躍進と言えます。
そんなGeorge Takeiさんが、日系アメリカ人としての、ご自身の体験を絵本に書き上げました。

日本国内の方はこちら↓
My Lost Freedom: A Japanese American World War II Story
George Takei (Author)
Michelle Lee (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
My Lost Freedom: A Japanese American World War II Story
George Takei (Author)
Michelle Lee (Illustrator)
《あらすじ》
日本から移住してきた父と、カリフォルニア生まれの母との間に生まれたジョージ。
愛情たっぷりの環境で育ったジョージが4歳の時、日本軍がハワイの真珠湾に攻撃を仕掛けました。
この事件をきっかけに、第二次世界大戦が始まり、アメリカは日本からの移民や日系人を収容所に送ることにしました。
出生地主義をとるアメリカでは、どの民族であっても、アメリカで生まれた者はアメリカ市民(アメリカ国籍)となるので、母もジョージも、その下の弟妹もアメリカ人です。
しかし、日本にルーツのある者はみんな、ほんの少しの身の回りのものだけを持って、家を離れることになったのです。
苦しい環境に置かれてもなお、ジョージの両親を含む大人たちは、生活を少しでも安全で質の良いものにしようと取り組みました。
野球をしたり、カラオケナイトやダンスパーティーを開催したり、蝶を追いかけたり、おたまじゃくしがカエルになる過程を見守ったり、雪合戦をしたり、学校だってありました。
収容所の中でも、人々は楽しい時間、自分たちらしい生き方を守っていました。
有刺鉄線で囲まれ、終始、監視されていてもー。

この絵本では、当時の日系人が味わった理不尽さや絶望、悲痛さと、その両極端にある、無垢な子どもたちの姿が描かれています。
過酷な生活の中でも、子供らしく楽しみを見つけることが出来たのは、George Takeiさんご自身のご両親をはじめ、日系コミュニティの大人達が支え合い、きちんと生活できる環境を作り、尊厳を守ってこられたからでしょう。
その1つ1つが歴史的事実であり、学校の教科書だけでは、知りえないことばかりです。
日本人・日系人として生きる以上、日米関係や歴史は、避けては通れない問題です。
みなさんが世界のどこにお住まいであっても、子どもたちが偏った思想に囚われないように、様々な見方を学んでいってほしいと思います。
この作品も、ご家庭で歴史を学ぶ教材として、加えていただけたら嬉しいです。
