こんにちは KCです。
1999年といえば、だんご3兄弟が大ヒットしたり、翌年の2000年を迎える際に、様々な機器トラブルが起こるのではないかという【2000年問題】が騒がれたり、ヨーロッパで単一通貨ユーロが導入されたりという年でした。
そんな1999年がタイトルに入っている不思議なお話を紹介します。
【あらすじ】
1999年5月11日、アメリカはニュージャージー州、Ho-Ho-Kusという町から、不思議なものが空に放たれました。
箱に収められ、風船で気球のように吊られた、野菜の苗でした。
苗を飛ばしたのは、Holly Evans。何ヶ月にも及ぶ調査の末、選び抜いた野菜の苗を空に送るという実験を開始したのです。
1週間後の5月18日、Hollyはクラスで、研究内容を発表しました。
野菜の苗を空に飛ばせば、電離層まで到達し、そこで数週間、地球外生命体による影響を受けるだろうということ、そしてその野菜の苗が、どう成長・進化して、地球に戻ってくるのか、ということについてです。
そして6月29日、あちこちの町の空を、巨大な野菜が埋め尽くしました。
カブ、きゅうり、リマビーン、アーティーチョーク…
連日、テレビや新聞は、空から降ってきた巨大な野菜のことでもちきりでしたが、当のHollyには納得できない点がありました。
その理由とはー。

David Wiesnerさんの挿絵は、写実的で、独特な画角で描かれていて、とても面白いです。
特にこのお話では、巨大化した野菜により、空間認識能力が変になるというか、まるで自分が小人になったようです。
町の人々が、巨大化した野菜たちをどうにかしようと知恵を絞っているのも、なるほど、と目からウロコが落ちます。
しかし、この不思議な出来事に首をかしげているのは、実験を始めたHolly自身です。
その理由は、ぜひ本を読んでみてくださいね。
David WiesnerさんがCaldecott Honorを受賞した作品はこちら。


