こんにちは KCです。
本日紹介する絵本は、日米ともに絶版のようです。
図書館などで出会えるかもしれません。興味があれば探してみてくださいね。

Fox in the Library
Lorenz Pauli (Author)
Kathrin Schärer (Illustrator)
《あらすじ》
ある日、ねずみがのんびりと過ごしていたところ、クンクンと鼻先で感じ取ったのは…きつねの匂い!
きつねは『食ってやるぞ!』と唸り声を上げながら迫ってきました。
ねずみは、地下へつながる窓から、するりと建物の中へ飛び込みました。
きつねも『待て待てぇ!』とねずみの後を追いました。
狭い出口に体をねじ込んで、なんとか這い出しました。
『ねずみはどこだ!』と、唸りながら、ねずみの匂いをたどろうとしました。
しかし、いろいろな紙の匂いと、人間の匂いしかしません。
目を光らせ、たくさんの棚の向こうに、ねずみの姿を見つけたきつねは
『見つけたぞ!』
と叫んで追いかけました。
驚いたことに、ねずみは命乞いをするでもなく、怯えるでもなく、はっきりとこう言いました。
『きつねくん!ここは特別な場所で、他の人を邪魔しちゃいけないんだ。
ここは、物を借りるところ、図書館なんだよ。』

Lorenz Pauliさん、Kathrin Schärerさん共に、スイス出身の作家さんです。
きっとこういうお話なんだろうな、という予想を大きく外れて、意外な展開を迎えます。
焦ったり、ドキリとしたり、イライラしたり、ほっとしたり、短いお話の中にいろいろな感情があふれています。
挿絵もとっても可愛い。
動物たちの独特な毛の質感や、古い本の紙質を、見事に表現しています。
読んでいるこちらにまで、古い本の匂いがしてきそうです。
2027年に、同じおふたりでGroundhog(マーモットの一種、ウッドチャックとも)の絵本を出版されるようですので、そちらも乞うご期待。
本屋さんや図書館のお話まとめ


