こんにちは KCです。
カリフォルニア州サンディアゴ近くのイースト・ヴィレッジに広がる、生き生きとした壁画の数々。この壁画が生まれた活動が、絵本になっています。

日本国内の方はこちら↓
Maybe something beautiful
F. Isabel Campoy (Author)
Theresa Howell (Author)
Rafael López (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
Maybe something beautiful
F. Isabel Campoy (Author)
Theresa Howell (Author)
Rafael López (Illustrator)
《あらすじ》
絵が大好きな女の子ミラ。
心はいつも喜びに満ちていて、ペンさえあれば、家でもどこでもお絵描きに夢中です。
しかし、ミラの住む町は薄暗く、灰色に見えました。
『そうだわ、きっと…』
ミラは鮮やかな絵の具を使って、大好きな絵をたくさん描きました。
町の人にあげたら、きっと町が明るくなると思ったのです。
お店のおじさんや、すてきな瞳のおねえさん、警察官など、ミラは町の人に絵をあげました。帰り道、灰色の町の壁に、おひさまの絵を貼りました。
少しだけ、町に光が差し込んだ気がしました。
翌日ミラは、もう一度おひさまの絵を見に行きました。
そこには、ポケットに絵筆をいっぱいに詰め込んだ男の人がいました。
ミラは不思議に思って尋ねました。『何を見てるの?』
『きっと…とっても美しいものが、ぼくには見えるんだ』

ミラと男性が言葉を交わした直後、灰色だった町に色が溢れ、街中が踊りだします!
カリフォルニア州イースト・ヴィレッジのUrban Art Trailという活動は、アーティストの夫婦が住民に呼びかけて実現したものです。
そのアーティストというのが、この本の挿絵を描いたRafael Lópezさんと、その妻であるCandiceさん。町に住む人、子ども、家の無い人、人種も何も関係なく、誰にでも参加してもらい、町の壁を生き生きとした絵で埋め尽くしました。
後に、美しい絵で彩られたベンチの数々は、オークションに賭けられました。そこで得たお金は、美術・芸術のクラス運営や奨学金制度などに活用され、小さなアーティストの卵を応援する取り組みも出来ました。
この本がBook Bikeの活動(自転車で僻地などを周り、より多くの人に、本に触れてもらうもの)にも乗り、遠くの町へと広まったり、学校や施設で同様の支援活動が取り入れられたりもしています。
Books on Bikesのあとがきでも触れられているのですが、著者のF. Isabel Campoyさん自身が、Book Bikeの広まりにも、Maybe something beautifulの影響力にも驚いたそう。
Rafael Lopezさんが挿絵を手掛けた作品といえば、多様性を描いたこちら。
学校や教育施設でよく読まれています。
明るく、前向きで、わかりやすい。大人でも引き込まれる絵本です。


