こんにちは KCです。
日本で、体調を崩したときには、消化のいいおかゆや雑炊を食べることが多いかと思います。アメリカではチキンヌードルスープというものを食べます。
ベースは鶏ガラだしや、コンソメ味のスープで、にんじんやセロリ、たまねぎなどの野菜、鶏胸を割いたもの、そして柔らかい幅広麺が入っています。
エッグヌードルと呼ばれています。ハーブを入れたり、パセリを散らしたり、各家庭の味があるようです。
そろそろ新年度。気忙しい時期ではありますが、どなたもお疲れが溜まる前に、温かいものを食べて一息ついてください。
《あらすじ》
森に住むエヴァグリーンは、とにかくこわがり。
大きな音、初めて会う動物、高いところ、水のあるところ、バイキン…そして何よりも怖いのは、雷です。
そんなこわがりなエヴァグリーンのお母さんは、スープ作りの名人です。
冷えた体を温め、眠い動物を起こし、怒りっぽい動物だって幸せな気持ちになり、病気だって良くなるのです。
ある日、エヴァグリーンはお母さんからおつかいを頼まれました。
森の反対の端に住むオークばあちゃんが、インフルエンザにかかって寝込んでいるので、お母さんの魔法のスープを届けてほしいと言われたのです。
『だめよ!私には無理だわ!』と怯えるエヴァグリーンでしたが、お母さんはエヴァグリーンの手を取り言いました。
『エヴァグリーンに行ってほしいの。あなたなら出来るわ』
エヴァグリーンはしぶしぶショールを羽織り、出かける準備をしました。
お母さんはどんぐりの容れ物にスープを注ぎ、ぼうしのキャップをキュッキュッときつく閉めました。
エヴァグリーンはどんぐりを抱えると、大きく息を吸って、森へと踏み出しました。

最初に、りすがどんぐりを抱えている表紙の絵を見た時は、特にどんぐりのことは意識していなかったのですが、お母さんがどんぐりにスープを注ぎ、ぼうしのキャップを閉めるシーンで『どんぐりは容れ物だったの!?可愛い!』と顔がほころびました。
Matthew Cordellさんは、2008年に優秀な絵本作品に贈られるCaldecott賞を受賞しています。
お話の面白さはもちろん、挿絵も細かくて、見ものです。
特にEvergreenは森の情景が美しく描かれていて、細部まで目を凝らしてしまいます。
エヴァグリーンをはじめ、登場する森の動物たちの表情にも注目です。
このほかにも、情景が目の前に浮かぶような豊かな表現は、自分も森にいるような気持ちになります。
頭上には鷹が飛び、草原がそよぐ音が聞こえてくるようです。
挿絵は時折、つる性の植物に囲まれてフレームのようになっており、それもまた可愛らしいです。
こわがりなエヴァグリーンの大冒険、みんなで一緒に応援しながら見届けてください!


