こんにちは KCです。10月も残すところ3日となり、朝晩冷え込んできました。そろそろ必要になると思い、冬服を保管している衣装ケースを出してきたところ、娘イチカのダウンジャケットが無い!しかし、中に私が書いたメモがありました。「要イチカ冬ジャケット」
覚えていませんでしたが、昨冬サイズアウトしたから新しいのが要るという意味のようです。適当なメモでしたが、残しておいた過去の自分に感謝しました。
それでは今日は冬支度の絵本をご紹介します。
羊飼いのチャーリーは、住みやすい家に、大きな帽子に、羊飼いの杖も持っていて、ふくふくとした羊たちに囲まれて暮らしています。しかし着ているクローク(マントのような長めのコート)はぼろぼろ。村の人々はみんなこう言います。
「Charlie Needs a Cloak」
それが本のタイトルになっています。
そこでチャーリーは、暖かい春が訪れたタイミングで、羊たちの毛刈りをし、毛を洗い、梳いて真っ直ぐに伸ばし、毛糸に紡いでいきます。買うのではなく、毛刈りから始めるなんて、羊飼いらしいですよね。
羊の毛からクロークを作り出す過程なんて、なかなか知る機会が無いと思います。昔ながらの道具を使いながら作業を進めていく工程が丁寧に描かれていて、とても興味深いです。背景に目をやると、季節の移ろいも感じられます。見開きページにたった1文だけ、チャーリーが作業をしている様子が書かれています。
本には5歳~と書かれていますが、赤ちゃんからでもおすすめです。ちょっとした隠し絵もありますし、1頭だけいる黒い羊と、チャーリーとの掛け合いが笑いを誘います。もしお手元にウールの毛糸や服などお持ちでしたら、お子さんと一緒に触れながら、この本を読んでみてください。
《+αのお楽しみ》
https://www.amazon.com/gp/video/detail/B07TSCZ1KG/ref=atv_dp_share_cu_r
米国Amazonには8分ほどのショートムービーがあるようです。