こんにちは KCです。いま1月中旬ですが、既に夏休み(6月中旬から始まる)のサマーキャンプの予約が始まっています。外での活動が多いもの、アート系、コンピューター系、音楽系など、各施設が提供する内容は様々。
多少違いはありますが、朝8時~夕方4時、週5日通うと、費用は週$300~くらいです。プログラムの内容はもちろんですが、立地、送迎の時刻、費用、子ども達の好み、更に家族旅行の予定などを考慮しながら夏の10週間の予定を埋めていくのは大変です。私はもう出遅れた感があります…。
気を取り直して、大人気ぼうしシリーズの第2弾をご紹介します!
真っ黒な背景に、静かに泳ぐ魚。タイトルにもある通り、このぼうしは彼のものではありません。一体誰のもので、どういう経緯で彼がかぶることになったのでしょう。
その経緯は実際に読んでいただくとして、彼はこのぼうしを返すつもりはありません。このぼうしがすごく気に入っているし、持ち主よりも自分にぴったりだと思っているからです。それに持ち主は、ぼうしが無くなったことさえ気づいていないかもしれませんしね。
しかし、ぼうしをかぶったまま近くを泳いでいては、いつか持ち主にばれてしまうかもしれません。そこで彼は、海藻が茂っているところまで泳いでいって隠れることにしました。
文は少なめ、挿絵は、落ち着いた色合いで描かれた海底。小さな泡。静かにお話が進んでいきます。その分、このぼうしをかぶった魚や、他の生き物の表情に、目を留めてしまいます。
読み聞かせをしている時、お話の後半になると、子どもたちは必ず、絵を指差し始めます。「何が見える?」「この次、どうなるかな?」と盛り上がって賑やかになったところで、ゆっくりとページをめくり、結末を目にすると、子どもたちの反応やいかに…