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【Uri Shulevitzさん】希望の路へと導いた世界地図

世界地図 本のご紹介

こんにちは KCです。
Uri Shlevitzさんは、ポーランド・ワルシャワ生まれの作家さん。
残念ながら2025年の2月に亡くなられましたが、ご自身の経験をもとに、戦争の悲惨さから目を逸らさず、次世代の子供達のため、絵本や児童書作品作りに取り組んだ方でした。

日本国内の方はこちら↓
How I Learned Geography
Uri Shulevitz (Author, Illustrator)

米国内の方はこちら↓
How I Learned Geography
Uri Shulevitz (Author, Illustrator)

《あらすじ》
戦争によって、食べ物や住処を奪われ、着の身着のままで逃げ出した先に行き着いたのは、東の方の知らない国。
夏は暑く、冬は寒く、土やわら、ラクダのふんで作られた家々が並び、太陽の日差しに焼かれるような町でした。

ぼくたちは、知らない夫婦と一緒に、小さな家に住むことになりました。
土ざらしの床に寝ました。
おもちゃも、本もありませんでした。
何よりも辛いのは、食べ物が本当に手に入りにくいことでした。

そんな日々を過ごしていたある日のこと、父がパンを買いに、市場へと出かけていきました。
空腹に耐えて耐えて、日が暮れる頃になってようやく帰ってきた父が抱えていたものは、パンではありませんでした。

『世界地図を買ってきたんだ』と、父は得意げに言いました。
『パンはないの?じゃあ夕飯は無しなのね。地図があるだけなのね』と、母は苦々しく言い捨てました。
ぼくも怒りでおかしくなりそうでした。
こんなにも毎日、空腹であることは本当に辛く、とても父のことを許せそうにありませんでした。

4歳の頃に、第二次世界大戦の戦禍を免れるため、家族で東へと逃げた著者Uri Shulevitzさん。
その間も、絵を描くことを止めなかったというエピソードは、様々な作品のあとがきや、作者紹介のコーナーで目にすることができます。

この作品中、Uri Shulevitzさんは、まだ見ぬ不思議な響きの町の名前をなぞり、韻を踏んで楽しんでいたそうです。
そのフレーズがこちら。

フクオカ、タカオカ、オムスク
フクヤマ、ナガヤマ、トムスク
オカザキ、ミヤザキ、ピンスク
ペンシルヴァニア、トランシルヴァニア、ミンスク!

日本の地名が載っているんです。
壁一面に貼られた、大きな大きな世界地図の中で、たくさんの町の名前を目にしたことでしょう。
まだ見ぬその町1つ1つが、小さな少年の希望の光だったのかもしれません。

その中で、韻を踏むのにぴったりだった(この作品に書き残してくださった)ものが、日本の地名であるということに、特別な縁を感じずには居られません。

Uri Shulevitzさんを知るきっかけになった、大好きな作品

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