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絶望を乗り越え、唯一無二の靴職人になった女の子の物語

くつ 本のご紹介

こんにちは KCです。
デンマークの童話作家Hans Christian Andersen(アンデルセン)さんの作品が、時を越えて生まれ変わった絵本があります。

Gloria Fowlerさんが文を、Sun Yung Yoo さんが挿絵を手掛けたこの絵本は、今では絶版なのか、中古本しか見つからなかったので、リンクはありませんが、紹介だけしておきたいと思います。

本

The Red Shoes
Hans Christian Andersen (Author)
Gloria Fowler (Author)
Sun Yung Yoo (Illustrator)

《あらすじ》
小さな村に住むKarenと、靴職人の母。
生活は貧しかったけれど、Karenは母の作る靴が大好きで、いつか自分も靴を作りたいと思っていました。
きっといつか、素敵に踊り出せるような靴と、それに合う服を作るのだと、夢見ていました。

Karenの母は、仕事で余ったはぎれを集めて、Karenのために赤い靴を作ってくれました。
しかし、突然の病に倒れた母ー。

Karenは、母のお葬式で初めて、母の作ってくれた赤い靴を履きました。
それからも、大きな悲しみの波に襲われるたび、赤い靴を履いては森へ行き、踊り、母が身を持って教えてくれた、きらめく生き様を思い出すのでした。

その後、Karenの赤い靴を目にした王女から、靴をねだられ、女王や家来から脅されるといった事件が起こり、Karenは絶望の淵に追いやられます。
この赤い靴を失ったら、母とのつながりまで消えてしまう気がして、どうしても手放すことが出来ません。
どうしてよいか分からなくなり、Karenは川岸でさめざめと泣きました。
それから涙を拭ったKarenの目に、水面に映る自分の姿が入ってきました。
それはまるで、大きな愛で包んでくれた母のようでした。

その途端、Karenは気づきました。
靴を作るのです。大好きな母が遺したあの店で、とびきりの靴を作ることにしたのです。

挿絵は白と黒のみの線画で描かれています。
タイトルにある赤い靴でさえも、赤く塗られてはいません。
白黒であるからこそ、読者は、Karenの作る服や靴を、自分の思う色で染めることができます。

アンデルセン童話にある元のお話【The Red Shoes】とは、ずいぶん違いますが、母の愛や、Karenが夢を掴む情熱があちこちに散りばめられた、心に響くお話でした。

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