こんにちは KCです。
アメリカの洗濯機には、ほこり取りの機能が無いという話は、以前にも書きましたが
このたびは、各種洗濯機・乾燥機のメリット・デメリット、体験談などをお伝えしようと思います。洗濯機選びの、参考になれば幸いです。
縦型のメリット・デメリット
アメリカにおいて、縦型か横型ドラムか選ぶ場合は、もちろん好みもあるのですが、スペースの問題が大きいと思います。我が家は縦型を使っていて、乾燥機を横並びに置いています。
【メリット】
奥行きが狭くても置ける
扉が上に付いているので、洗濯後、開けて乾燥させておける(カビ対策)
【デメリット】
水を多く使う
ドラム式に比べ、衣類が傷みやすい
上に物を置けない


洗濯機、乾燥機は、以前は地下にあったものを、地上階へ持って来ました。水栓や配線の追加工事をしています。
上部のデッドスペースに収納棚を取り付けましたが、低身長の私には使いづらいので、昇降ウォール収納も付けました。
洗濯ネットや、掃除用具を置いています。
横型ドラム式のメリット・デメリット
以前の家は狭かったので、ドラム式の洗濯機の上に、乾燥機を重ねて使っていました。

【メリット】
重ねられるので、横並びが無理な、狭いスペースにも置ける
節水になる
横並びに置くと、上部に物を置いたり、作業台として使える
取り出しやすい(感じ方は人によります)
【デメリット】
同じ容量でも、縦型に比べて奥行きが長くなる
扉が手前に開くので、開口部を考慮しないといけない(右開き、左開きなども)
重ねると、低身長の人には、乾燥機のボタンが高すぎる(床から180cmくらいの位置に来ます)
洗濯機使用後に、扉を開放して中を乾燥させていましたが、動線の邪魔でした。
子どもが幼児の頃でも、前面に付いているボタンには手が届くので、勝手に触るのも困りました。扉はチャイルドロックを付けていました。
ベント(排気ホース)の有無
大抵、アメリカの大型の乾燥機には、Ventと呼ばれる排気ホースが付いていて、乾燥機を使っている間、外に湿気を逃がす役割をしています。
最近ではVentlessも増えてきました。壁に排気用の穴が開けられない場合でも、乾燥機を置くことができます。

乾燥機の裏側です。下の方に銀色のホースが見えます。
これがヴェントです。
外の壁に穴を開けて、湿気を外に排出します。

裏庭から見た様子です。
緑のところに乾燥機が置いてあり、赤い◎がヴェントです。
それで言うと、日本の乾燥機はベントレスということになるのですが、洗濯室に熱気や湿気がこもります。浴室の扉を開けて、換気扇を回したり、サーキュレーターなどを利用して、空気の流れを作っている方も多いみたいですね。
ベントレス乾燥機のメリット・デメリット
【メリット】
低温乾燥で、服が傷みにくい
ヒートポンプモデルは省エネ、かつ、熱気や湿気が出にくい
【デメリット】
容量が小さい
乾くのに時間がかかる
ヒートポンプモデルでないと、室内に熱気や湿気がこもる
アメリカの洗濯機にはほこり取りフィルターがないので、乾燥機のフィルターにはびっくりするほど、ほこりや糸くずが溜まります。日本の乾燥機よりも、もっとこまめにフィルター掃除する必要があります。
オールインワン 洗濯乾燥機
洗濯から乾燥まで一気に完了しますが、時間がかかります。1~2人暮らしで洗濯物の量が少ない人、時間がかかっても気にならない方からの人気は高まっています。
アパートの場合は、洗濯乾燥機を導入しても良いかどうか、規約やオーナーへの確認が必要ですが、それをクリアできれば、アパートの共同洗濯機を使う順番を考えたり、コインランドリーへ行く手間が省けます。
まず湯と水の水栓と排水経路の確保が必須です。
電圧の確認(設置自体は問題無くても、洗濯機と他の家電を同時に使ってもブレーカー落ちないか)も行います。
ヒートポンプモデルなら、湿気、熱が出ないので、クローゼット(物置収納)内や、キッチン横などにも置けます。
高すぎる場合は…
現実的に、洗濯乾燥機は高くて買えないという場合は、ポータブル洗濯機というものもあります。洗濯機能だけのものと、脱水槽が付いているもの(昔はよく使われていた2槽式洗濯機と同じしくみ)です。
小さいアパートや、学生の寮などで使う人が居ます。乾燥機能は付いていませんが、洗濯物も少量でしょうから、手で干して風を当てるなりして乾かしましょう。
将来、子どもが大学の寮などに入る際に、洗濯事情が悪ければ、これはいいかもしれないと思っています。頭の隅に置いておきます。