こんにちは KCです。
バレンタインが終わった途端、スーパーの売り場は、赤ピンクのバレンタインから、春らしいイースター(今年は4月20日)へと変わっていますが、実は3月にもSt Patrick’s Day(セントパトリックスデー)という大きなお祝いがあります。

スーパーのレジが、レプラカンハットでおめかし。
Leprechaun(レプリカン、レプリコンとも)とは、アイルランドのおとぎ話に出てくる、いたずら好きの妖精です。
宝物のありかを知っているので、子どもたちが罠をしかけて捕まえようとしますが、いつもレプラカンの方が一枚上手。
壺いっぱいの金貨を持っていることから、アイルランドでは幸運のシンボルとされています。
アイルランドにキリスト教を広めた人がセントパトリックス(聖パトリックス)で、彼の命日を3月17日として、毎年各地でパレードやお祭りが開催されます。彼らのシンボルであるシャムロック(クローバーの一種)の色で、上は帽子から、下は靴下に至るまで、緑のものを身に着けるのが決まりです。
渡米後しばらくは、セントパトリックスデーをお祝いする縁がなく、どのようなお祭りか詳しく知らなかったのですが、子供がデイケアに行くようになってから、一緒にこの本を読みました。

日本国内の方はこちら↓
The Night Before St. Patrick’s Day
Natasha Wing (Author)
Amy Wummer (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
The Night Before St. Patrick’s Day
Natasha Wing (Author)
Amy Wummer (Illustrator)
Natasha WingさんのThe Night Beforeシリーズは、NYに本社のあるPenguin Random houseから出版されている、500万部を超える大人気シリーズです。
セントパトリックスデーはもちろん、誕生日、夏休み初日、父の日、母の日、独立記念日、小学校入学、ハヌカ(ユダヤ教のお祝い)、キンセアニェーラ(メキシコ、カリブ、ラテンアメリカ系に多い、女の子15歳の盛大なお祝い)など、思いつく限りの行事が網羅されています。
タイトル通り、行事の『前夜』と当日の過ごし方について書かれていて、移民大国アメリカに浸透している様々な文化を学ぶことができます。情報量はたっぷり、文章は韻を踏んでいて楽しく読めるし、更にペーパーバックで薄くて軽いと、コストパフォーマンス抜群のシリーズです。
《+αのお楽しみ》
パーティーに招待された時や、学校へは、緑はもちろんのこと、アイルランド国旗のオレンジ色や、セントパトリックスデーに欠かせないコインの金色などを着けて行くと良いですよ。