待望のバイリンガル版も!進んでゆく人生と普遍の愛の傑作

切り株画像 本のご紹介

こんにちは KCです。昨年、あすなろ書房さんから待望のバイリンガル版が出版された、The Giving Treeの紹介です。

日本国内の方はこちら↓
The Giving Tree
英語で読める「大きな木」

Shel Silverstein(Author)
村上 春樹 (翻訳)

米国内の方はこちら↓
The Giving Tree
Shel Silverstein

りんごの木と男の子の友情を描いたこの絵本は、1964年に出版されました。以降、多くの言語に翻訳され、時代を超えて愛されるベストセラーとなっています。実家にあったのか、小学校の図書室から借りたのか定かではありませんが、見開きのページに描かれた細い線画の挿絵と、数語だけの文字が印象的だったことは覚えています。

Wikipediaによると、1976年、本田錦一郎さんによって日本語翻訳版「おおきな木」が出版されました。その後2010年に村上春樹さんが翻訳を手掛け、2023年には1冊で英語と日本語訳を楽しめるバイリンガル版が出版されました。
バイリンガル版はその場で2つの言語表現を読み比べることが出来るので、どうしてこういう訳になったのだろうかと考えたり、日本語表現の美しさに触れたりできます。片方だけを読んでいた時とはまた違った楽しみ方がありそうです。

《+αのお楽しみ》
この本を読み進めていくにつれ、木も男の子も年を取っていきます。元気いっぱいで楽しい気持ち、幸せに満ちた気持ち、寂しさと喜びが共存している様子など、男の子と木の気持ちを考えながら読み方を変えると、子どもたちもより真剣に聞いていたように思います。

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