必ずクッキーが食べたくなる!自然に割り算が身についた絵本

クッキーの画像 本のご紹介

こんにちは KCです。子どものために本を買うようになって初めて「この本の原書は英語だったのか!」と気づくことがよくあります。言われてみれば、絵が外国っぽいなぁとか、作者の名前がカタカナで書いてあった気がするなぁと思い出します。
今は、原書も翻訳版も手に入れることが出来たり、2つの言語での表現を比べてみたり、日英バイリンガルの子どもたちの反応を見たり、大人になったからこその発見も楽しんでいます。

今日ご紹介する本も、そんな思い出の一冊です。

日本国内の方はこちら↓
The Doorbell Rang
Pat Hutchins

米国内の方はこちら↓
The Doorbell Rang
Pat Hutchins

ある日、お母さんが、サムとヴィクトリアのためにクッキーを焼いてくれました。『お腹ぺこぺこだったの』という2人に『2人で分けていいわよ、たくさん焼いたから』とお母さん。サムとヴィクトリアは数を数えてから『1人6枚ずつだね』と計算します。

もうこの時点で、あんな大皿に盛ったクッキーを6枚も食べたら、ご飯が入らないのでは…と余計な心配を始めてしまいます。

そしてサムとヴィクトリアは、おばあちゃんのクッキーの話をします。お母さん曰く『おばあちゃんには誰も敵わない』とのこと。きっととても美味しいクッキーを焼いてくれるおばあちゃんなのでしょう。そうこうしているとベルが鳴って、お隣のトムとハンナが遊びに来ました。

『いらっしゃい、一緒にクッキーをどうぞ』お母さんが招き入れると、サムは2人分のお皿を取り出し『1人3枚ずつだね』とヴィクトリアと計算します。トムとハンナも『美味しそう!君たちのおばあちゃんのクッキーみたいだね!』と言います。おばあちゃんのクッキーはお友達にも知れ渡っているようですね。するとまたベルが鳴って…

表紙の絵を見ると、子どもたちがたくさんいます。きっとまた誰かが訪ねてきたのでしょう。しかし、そのたびにクッキーを分けていたのでは、サムとヴィクトリアの分は無くなってしまうのではないでしょうか。何度も読んで結末を知っていても、毎回ベルが鳴るたびにヒヤヒヤしていたのを覚えています。
自然と割り算を覚えてしまう、美味しそうなクッキーのお話でした。ぜひ絵本のようなチョコチップクッキーを焼いて、一緒に楽しんでくださいね!

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