こんにちは KCです。
Caldecott Honorを受賞した作品を紹介します。可愛い挿絵と、リズムの良い文章で、読み聞かせでも大人気。ちょっぴり不思議なお話です。
《あらすじ》
むかしむかし、Strega Nonaと呼ばれ慕われていた女性が居ました。意味はGrandma Witch。(日本語に翻訳すると、魔女ばあちゃんといったところでしょうか。)
Strega Nonaには不思議な力があって、村の人々は、何か問題があると、彼女を訪ねていました。頭痛が治らない人には頭痛薬を調合してやり、結婚したい女性には特別な飲み薬を作ってやり、いぼに悩む人もすぐにぽろりと取れるように処置してやりました。
教会の司祭やシスターまでもが、Strega Nonaに意見を仰ぐこともありました。
そんなStrega Nonaも、ずいぶん年をとり、身の回りのことを全て自分でこなすのが大変になりました。そこで、手伝いをしてくれる人を募集してみたところ、Big Anthonyという青年が来てくれることになりました。
Big Anthonyに、この家での仕事を指示し終えたStrega Nonaは、最後にこう付け足しました。
『パスタの大鍋だけは触ってはいけないよ。とても大切なもので、誰にも触らせたことなんて無いんだから』

Tomie dePaolaさんの優しい挿絵に彩られたお話は、まるでコミックのように進んでいきます。不思議な力を持つStrega Nonaの堂々たる落ち着きと、ちょっぴりおどおどしているBig Anthonyとの対比も面白いです。
呪文を唱える場面では、子どもたちもいっしょになってお鍋を混ぜたり、スパイスを入れたりと、身振り手振りで盛り上がってくれますよ。
40年以上愛され続ける、おいしくて愉快なお話を楽しんだあとは、たっぷりのパスタを作りましょう!


