こんにちは KCです。
アメリカでの4月は、当然ながら新生活ムードはありませんが、夏休みの学童の予約、旅行、春のスポーツ、イースター、庭の手入れ、冬物をいつ片付けるかなど(4月7日現在、まだ気温3℃です)忙しくなりつつあります。
様々な地で、新年度、新生活を迎えたみなさん、楽しく充実した日々が送れますよう、心より応援しています。
今日ご紹介する本は、2025年3月中旬に出版されたばかりの絵本です。以前は高校で英語や科学の教師をしていたという、著者のEmmy Kastnerさん。故郷のミシガン州カラマズーに戻り、子どもや青少年が楽しく読み書きの力を伸ばせるように、自由に声を上げ、自身を表現できるようにと、団体を設立しました。
興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。
Read and Write Kalamazoo(RAWK)
穴掘りカメとネズミは大の仲良し。穴を掘っておうちを造り、一緒に住んでいます。
ところがある日、天井から雨のしずくがぽとん。ぽたん。ぴちゃん。雨漏りで、すっかりお部屋が水浸しになってしまいました。
『新しいおうちを掘らなくちゃ』とカメが言うと、ネズミは『君って穴掘り大好きだよね!』
カメは得意になって『そうだよ!おうちが完成したら、後で一緒に遊ぼうよ』と言いました。ネズミも大賛成。カメは大急ぎでどんどん穴を掘ります。その間ネズミは、お茶を飲みながらほっと一息。
新しいおうちに、ネズミの部屋とカメの部屋が出来ました。ベッドや写真も飾って完成。なんて居心地の良さそうな、可愛らしいお部屋でしょう。
さあ、おうちが完成したので、遊ぶ時間です。カメは嬉しくなって、穴から這い出てネズミを探しますが、なんとネズミがいません!
約束したのに…とがっくりするカメ。
あなたも、大切な友達と、すれ違いを経験したことがあるかもしれません。喧嘩に発展してしまったこともあるかもしれません。
周りの友達をどうしたら大切に出来るか、あの時はどうすればよかったのか、など、親子で話し合いながら読むのにぴったりです。小さい子向けの絵本だと思っていましたが、小学生にもおすすめ。お友達との関わりを考えていきたいなと思える作品です。

本屋さんに日本文学のコーナーがありました!
柚木麻子さんのバターも世界中で大人気。SNSでも連日、日本文学に魅せられた人たちが、最近読んだものを紹介したり、おすすめの作品の情報交換をしたり、日本で聖地巡礼をしたり、日本文学の本棚を見せてくれたりしています。
日本人作家さんの活躍、嬉しいですね!
ちなみにこの他にも、広大な漫画コーナーがありました。