こんにちは KCです。
みなさんのお気に入りや、思い出のあるチョコレート菓子は何ですか?
遠足のおやつに持って行っていたポッキー、お皿に出して、色を並べていたマーブルチョコ、宝石のようにうやうやしく包まれたボンボン…
もちろん、アメリカに来てから出会ったチョコレートもたくさんあります。
今日は、チョコレートの甘い香りが漂ってきそうな絵本の紹介です。

日本国内の方はこちら↓
On the Corner of Chocolate Avenue: How Milton Hershey Brought Milk Chocolate to America
Tziporah Cohen (Author)
Steven Salerno (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
On the Corner of Chocolate Avenue: How Milton Hershey Brought Milk Chocolate to America
Tziporah Cohen (Author)
Steven Salerno (Illustrator)
【あらすじ】
150年以上前、とっても貧しい家庭に生まれた男の子、ミルトン・ハーシーは、いつもお腹を空かせていました。当時、甘くてとろけるチョコレートは高級品でしたし、その他のショーケースに並んだキャンディも、ミルトンにとっては手の届かない憧れでした。
引越が多く、ろくに学校に通えなかったミルトンは、読み書きが苦手でした。結局、14歳の時に学校を辞め、家族のために働く道を選びました。その中で出会ったのが、アイスクリーム屋さんでのキャンディ作りでした。
ソフトキャンディ、ペロペロキャンディ、マシュマロに甘いアイスクリーム。キャンディを選ぶ人々はみんな幸せそうです。ミルトン自身も、そんな仕事をしながら幸せな気持ちでいっぱいでした。
『自分で、キャンディを作る事業を始めたら、どんなに素晴らしいだろう』
ミルトン・ハーシー、19歳の決意でした。

いまや、アメリカで知らない人はいない大企業Hershey’sですが、若きミルトンが幾多の失敗、巨額の借金、研究を重ね、やっと売り出せたのは手作りのキャラメル。小さな手押しカートに、いろんなフレーバーのキャラメルを乗せて、街中を巡りました。
誰にでも買える価格で、多くの人にキャンディを楽しんでもらいたいという、ミルトンの熱い思いが詰まった、大きな大きな一歩でした。
Hershey’sの代名詞とも言えるミルクチョコレートに出会うのは、もう少しあとのお話。この絵本を読んだら、あなたの身近なキャンディに思い入れが湧くかも。
ペンシルベニア州ハーシーには、プールや遊園地、自分でチョコレートバーを作れる体験型ミュージアムなどが詰まった複合型テーマパークもあります。お出かけの候補に入れてみてはいかかでしょうか。

