お友達に、心がちくちくする言葉をかけてしまったら…砂漠での友情物語

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サボテン画像 本のご紹介

こんにちは KCです。
毎日風邪もひかずに元気に登校していく子どもたちですが、学校からのお便りでは、インフルエンザ、手足口病が流行っているとのこと。朝晩冷えてきたので、より一層、体調管理に気をつけないといけませんね。

日本国内の方はこちら↓
Nobody Hugs a Cactus
Carter Goodrich

米国内の方はこちら↓
Nobody Hugs a Cactus
Carter Goodrich

ハンクは鉢植えのサボテン。窓際に飾られています。窓から、何も無い広い砂漠を眺めながら、熱くて乾いた風を感じつつ、静かな時間を過ごすのが好きなのです。

しかし、時には邪魔が入ります。
タンブルウィードのロージー。風に吹かれてコロコロと舞い転がってきて、ハンクに声をかけます。『こんにちは、ハンク!いいお天気ね!』
一人で静かに過ごしたいハンクは、ロージーの言葉に返事もせず、ツンとよそを向きました。そんなハンクの態度も気にかけず、ロージーは明るく『じゃあまたね!』とコロコロと舞い転がっていきました。

あぁ静かになった、と思いきや、今度は―。そしてまた―。

タンブルウィードは転がりながら2mほどの大きさになることも

色鉛筆(だと思うのですが)で優しい色調で描かれた挿絵。乾いた砂漠の景色ですが、日に照らされた地面、砂混じりの温かい風、日差し、登場する動物たち、家の土壁の色合いなどが大変細かく描かれています。
表紙を見て、可愛らしい絵本だなと手に取ったのですが、読んでみると引き込まれる要素がたくさん!
砂漠に住む動物たちも興味深いですし、ハンクの性格も気になりますし、実は終始ハラハラして読んでいました。

幼児~小学校中学年くらいのお子さんにおすすめ。可愛いだけではない、学ぶものも多い、素敵な友情物語です。

タンブルウィードは、ブッシュタイプの植物で、乾燥した地に育ちます。種子を残す季節になると、なんとタンブルウィード自ら、根本からぽきっと折れ、風に吹かれるにまかせて転がっていきます。
他の草木も巻き込みながら、種子をばらまき、ガードレールや住宅などに阻まれて止まります。厄介なのは、その大きさと量、そして乾燥しきっているので、火がついてしまうと一気に燃え上がってしまいます。

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