こんにちは KCです。今日は、猫ちゃんを飼っている方にとっては、“あるある”ばかりを詰め込んだ面白い絵本の紹介です。
表紙から強烈な姿を見せている黒猫ファズボール。日本語では毛玉とか、ふわふわの小さい動物などを意味します。ファズボールは自分のことをQueen=女王と呼び、家族である人間たちのことを、Subject=崇拝者と呼んでいます。この時点でもう、作者Isabella Kungさんの猫への愛情や、飼っている猫との関係性が見えてきて面白いです。
ファズボールは家族が毎日何度も名前を呼んでくれたり、ご飯をくれたり、遊んでくれたり、なでなでしてもらうのが大好き。ある日ファズボールは、荷物を詰めている途中のスーツケースを発見します。
『What a perfect queen-sized bed!』(女王のQueenと、ベッドサイズのQueenをかけている)と、ぎゅうぎゅうのスーツケースに入り込みますが、すかさず抱きかかえられ、スーツケースから出されてしまいます。
女王様のファズボールは『ああ、崇拝者たちって時々、私にべったりしすぎなのよね』なんて思っているようです。ぷりぷりしながら、乱れてしまった、高貴な美しい毛並みを整えていると…。
え!?人間たち、出かけていったの!?
なんと、家に1匹で残されてしまったファズボール。お留守番中、どうやって過ごすのでしょう。怒ったり、眠ったり、不安になったりするファズボールの姿を見ていると、お留守番をしている猫ちゃんたちは、こんな気持ちで過ごしているのかな、と考えさせられます。ちょっぴり胸が締め付けられるような、それでいて面白くて笑いが止まらない、猫愛に溢れた作品です。
《+αのお楽しみ》
なんと、続編のお話は白猫のスノーボール!こちらも爆笑間違いなしの傑作です!
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