探し物はなんですか?心温まる不思議な友情のお話

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ペンギン画像 本のご紹介

こんにちは KCです。これまでにも何度かOliver Jeffersさんの本を紹介してきましたが、今日ご紹介するのは、男の子とペンギンの素敵な友情のお話です。
Lost and Foundと言うと、日本語では落とし物入れのこと。先週、息子のニコが、学校で手袋の片方を無くしました。学校に行くときはつけていたのだから、学校で無くしたのは確かです。「落とし物入れに入ってない?」と聞いたら「それは分からないけど、Lost and Foundにあるかもしれない」と答えました。
落とし物入れという日本語を知らないので、ここでニコの言った「それは分からないけど」とは、「オトシモノイレという言葉が何なのかさっぱり分からないけど」という意味でした。
名前は書いてあるので、早く見つかると良いのですが。

日本国内の方はこちら↓
Lost and Found
Oliver Jeffers

米国内の方はこちら↓
Lost and Found
Oliver Jeffers

ある日、男の子が玄関を開けると、ペンギンが居ました。一体どこから来たのでしょう?男の子のあとを付いて歩きます。きっと迷子なんだなと思った男の子は、役所のLost and Foundの係の人に聞いてみますが、ペンギンを無くした人は居ないようです。鳥達にも聞いてみますが、答えは返ってきませんでした。
調べてみると、ペンギンは南極に住んでいるということが分かりました。なんとかペンギンを家に返してあげたいと思った男の子は、手漕ぎボートを引っ張り出して、一緒に南極まで旅することにしました。何日も何日もかけて、悪天候の中もボートを進め、いろんなお話をしてあげました。
そしてついに、南極へ到着しました。男の子はとても喜びましたが、ペンギンは何も言わず悲しそうな顔を浮かべていました。

Oliver Jeffersさんの男の子シリーズでは、どちらかというと無表情な場面が多いです。しかし、「家に帰れたのに、なぜペンギンは悲しそうなんだろう」と考えを巡らせる男の子の困惑した様子が、よく伝わってきます。意外な結末に、ほっと心が温まるお話です。男の子とペンギンの気持ちを想像しながら読んでください。

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