こんにちは KCです。クルクルクッキーってどんなもの?幼少期に読んだ本で、ずっと疑問に思っていた謎が解けたのがこちらの本です。

日本国内の方はこちら↓
Let’s Be Enemies
By Janice May Udry (Author), Maurice Sendak (Illustrator)
日本語版はこちら↓
きみなんかだいきらいさ
訳 小玉知子
米国内の方はこちら↓
Let’s Be Enemies
By Janice May Udry (Author), Maurice Sendak (Illustrator)
大親友のジェームズとジョン、遊ぶのも何をするときも一緒、クルクルクッキーも分けてあげるし、傘にも入れてあげるし、仲が良すぎて水ぼうそうにも一緒にかかってしまったほど。でも今日に限っては、ジョンは「ジェームズなんか友達じゃない」と怒っています。
いつも一緒に居ると、嫌なところが目についてしまうことがありますよね。大人だって人付き合いは難しい。ジョンの不満が爆発した理由も理解できます。
さて、2人は大親友に戻れるのでしょうか。
長年の謎だったクルクルクッキーとは、プレッツェルのことでした!プレッツェルとは、ドイツ発祥の、塩味の(塩の粒が乗っていることもある)硬めのパンのようなものです。かりかりのスティック菓子も同じような味でプレッツェルと呼びますが、ジェームズとジョンが分けていたのは大きさから察するにパンの方だと思われます。
インターネットが発達した今ならば、プレッツェルとそのまま訳されたかもしれませんが、翻訳版が出たのはなんと1975年!上記のような長い説明を加えるでもなく、耳にも面白い、クルクルクッキーと訳した小玉知子さん、素敵ですね。
《+αのお楽しみ》
日本語版と英語版の両方を持っています。子どもたちはどちらも読みますが、日本語版の口調が面白いようで、最近はもっぱら日本語版ばかり音読しています。