こんにちは KCです。
先日、ベストセラー作家のマック・バーネットさんが、2025年の大使に選ばれたという記事を書きました。
このニュースを読んで以来、私のスマホにはマック・バーネットさんをはじめ、多くの絵本作家さんのニュース記事や、おすすめの本の記事が流れてくるので、紹介したい本が山積みでブログを書くのが追いつきません。欲しい本のリストも長くなる一方で、もう巻物か折本にでも書き連ねたいくらいです。
本日は、マック・バーネットさんとカナダ在住イラストレーターのIsabelle Arsenault（イザベラ・アーソノー）さんがタッグを組んだ、子どもの“なに？なぜ？”に答えるお話。きっと、このブログを読んでくださっている方にも、身に覚えがあるような質問がたくさん飛び出します。
日本国内の方はこちら↓
Just because
Mac Barnett (Author)
Isabelle Arsenault (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
Just because
Mac Barnett (Author)
Isabelle Arsenault (Illustrator)
夜、電気を消して寝る準備をしていると、どうしても聞いておきたい質問が浮かびました。
『なぜ海は青いの？』
その答えは…毎晩、私が寝ている間、海の魚たちはギターを取り出して、悲しい歌を歌っては、青い涙で海を満たしているからなんですって。
『じゃあ、雨ってなに？』
その答えは…トビウオの涙なんですって。たくさんのトビウオが町の上を飛びながら、涙を流しているんですって。
『なぜ、葉っぱは色が変わるの？』
その答えは…秋になると世界が寒くなるよね、だから木々は葉っぱに小さな火を灯して、温かくしているんだよ。その葉っぱが赤や黄色に見えるんだね。
思いも寄らない回答が返ってきましたね。
とても可愛らしいお話ですが、ある程度、身の回りの“なに？なぜ？”を正しく理解してから、この本を読んだ方が、回答の面白さにハマる気がします。『秋の紅葉は、木々が燃えているから』なんて言っていたら、良い反応をしないお友達もいるかもしれませんしね…。
グレーを基調としたIsabelle Arsenaultさんの挿絵ですが、各ページに足される１色が、驚くほど鮮やかに、子どもたちの見ている世界を表現しています。本当にそんな世界があるかもしれないと思ってしまうほど。
最後の質問『なぜ寝ないといけないの？』には、どんな回答が返ってくるのでしょうか。大人が読んでも好奇心をくすぐられ、ページをめくる手が止まらない絵本です。
さて、４ヶ月を迎えたこのブログ『日英バイリンガルの本棚』も、読んでくださる方が少しずつ増え、この記事で100件目となりました！本の紹介以外のブログも含まれているので、【本のご紹介】カテゴリーだけでいうと70件余り。まだまだ、本棚と呼ぶには少ないですね！
これからも楽しく紹介していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
