こんにちは KCです。
トルネードの表紙を見た途端、アメリカらしいなぁと思って手に取った絵本の紹介です。
《あらすじ》
おひさまが頭のてっぺんから照りつける砂漠。ちょっと不機嫌な顔をしたトルネードが、砂埃を上げなからやってきました。
家畜を巻き上げながら進む先には、おっとりとした牛がいました。トルネードはお構いなしに、牛も巻き込み、農場も、家も、サイロも全て渦の中へ。怒りのままに辺りを荒らしていきます。
まるで何かを訴えているかのように…
おっとりとした牛は、トルネードの中でくるくるもみくちゃにされながらも、トルネードに話しかけました。『ねえ君、大丈夫?なんだか気分が良くないみたいだよ』
トルネードは苛立ちながら『冷気と暖気がぶつかって、大風を起こして、なんでも巻き上げる。それが私、トルネードなんだよ!』と怒鳴りますが、牛は静かに『それって、とっても疲れちゃうよね』と言いました。

切り絵で描かれた挿絵が素敵で、荒れたトルネードも実はとっても可愛らしい。その内にストーリー展開は意外な方向へ。
トルネードについて学ぶ絵本だと思っていたら、実は、感情コントロールにも通じる、とても学びのある内容でした。意外な結末に、心がじんわり温かくなります。
幼稚園生くらいのお子さんにおすすめ。
牛のゆったりとした口調、トルネードの変化、感情豊かに読み聞かせてあげたい作品です。


