【べたつかないコツ有り】不思議食感の“食べられる鉱物”琥珀糖

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琥珀糖画像 おすすめアイテム

こんにちは KCです。
今日は本の紹介をお休みして、日本の伝統お菓子《琥珀糖》の作り方をご紹介します!

近年そのビジュアルから、食べられる鉱物、宝石Edible gemと呼ばれています。乾燥させる必要があるので、完成まで時間はかかりますが、日に日に食感が変わっていくのも楽しいですし、何と言っても見た目がキラキラして可愛いです。

琥珀糖の基本材料は、寒天、水、砂糖の3つ。分量、切り方、色の付け方、加熱時間など、公開されているレシピをいろいろ試した上で、我が家では以下のやり方に落ち着きました。
カットする際、べたついて大変な思いをされた方も多いのでは…?その被害を最小限に抑えるコツもありますので、ぜひお試しください!

※このレシピでは粉寒天を使います。棒寒天やアガーは使ったことがないので、仕上がりがどうなるか分かりかねます。

※以下の写真は、キビ砂糖を使った時のもので、黄色っぽくなっています。綺麗に発色させたい場合は白いお砂糖をおすすめします。

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琥珀糖の材料

基本の材料
◎水 200ml
◎砂糖 300g (上白糖、グラニュー糖など白いもの推奨)
◎粉寒天 5g
お好みで
☆レモンの皮すりおろし 1/4個分(約2g)
☆フードカラー

作り方

①水、砂糖、粉寒天を鍋に入れて、強めの中火にかける。砂糖と寒天が溶けるように、木べら、またはスパチュラで混ぜる

②とろみがついて、ぽこぽこと泡が出て来たら、中火に落とし、絶えず底から混ぜながら5分煮る
水位は変わらないが(溢れる様子は無い)、ぐつぐつ聞こえるくらいの火加減を保つ
正式な作り方では、あくは取った方が良いが、取らなくても失敗はしない

③5分煮てしっかりとろみがついてきたら、スパチュラを持ち上げてみる。ぽたぽたと落ちる寒天液が、糸を引くような粘りを見せたり、しずく型に残ったりしていれば、煮詰め完了
お好みで、レモンの皮すりおろしを入れる
まだサラサラしているようなら、少し火を強め、底からしっかり混ぜながら1分ほど加熱する

④容器に移して冷ます
この時、高さ(深さ)が2.5~3cmくらいになるよう、保存容器に入れる

参考までに、このレシピの分量に対して、私の容器は11cm四方で、2つ使用
バットに入れると広がりすぎて、後の成形が難しくなる
お好みで、フードカラーを入れる

フードカラーのコツ(メーカーによって発色、着色が異なるため、同じように仕上がらない可能性もあります)
◯1~2個所に1滴ずつ落としたら、爪楊枝か竹串をフードカラーめがけて斜めに刺し、上下(垂直方向)に円を描くイメージで、寒天液となじませる。こうすることで、底まで色が行き渡る。1箇所5回くらいで良い
◯写真のように色ムラがある状態で、混ぜるのを止める。固まる過程で色が寒天液に広がっていくので、なじませきってしまうと単色に仕上がる

◯グラデーションにしたい場合は、空いているところに別のフードカラーを落とし、同様に竹串で縦方向に混ぜる
◯隣り合う色を2~3回、竹串で行き来する。固まる過程で色が寒天液に広がり、境目のないグラデーションになるので、この段階ではあまり混ぜすぎない。すでにこの段階でグラデーションが綺麗に出来ていると、固まったときには単色に見えてしまう

⑤室温に3時間ほど置いて、しっかり固まったら、なるべく上面を触らないように気をつけながら、ゴム手袋(あれば)をして容器から取り出す


ここが最大のコツ!
包丁で上面1~2ミリを削ぐ
べたべたするのはこの上面だけなので、思い切って取り去る。浮いた泡なども取れるので、見た目も綺麗になり、後のカット作業がしやすくなる
厚みを出したことで、包丁で削ぎやすくなる
バットで固めると、削ぐ面積が広くなってしまうので注意

⑥お好みの形にカットする
鉱物のように多角形にカットしたり、キューブ型に揃えたり、型抜きしたり、指でランダムにちぎってみても
クッキングシートの上に乗せ、2日~乾かす
サーキュレーターや扇風機の風を当てると早い
表面が乾いて触れる状態になったら、1つずつ向きを変えて、全面をしっかり乾かす

まとめ

書き出してみたら結構長くなってしまいました。
プロの方にはお叱りを受けそうなレシピかもしれませんが、これらのコツが皆様の成功につながるといいなと思っています。

  • ぐつぐつ聞こえるくらいの火加減で、しっかり煮詰め、しずく形に垂れるまで煮詰める
  • 固める際、寒天液が2.5~3cmの深さ(厚さ)になるよう、容器を選ぶ
  • フードカラーを加える場合は、底まで色が行き渡るように、縦に混ぜる
  • グラデーションにしたい場合、フードカラーは混ぜすぎない。ムラのある状態でやめておく
  • しっかり固まったら、表面のべたべたを包丁で削ぐ

大量生産にもおすすめです!
日本を紹介するイベントに参加した際、こんな感じで個包装にして配ったら大好評でした。食感を表現するのが難しく
『柔らかいロックキャンディーのような、表面がサクサクのグミのような、かじれるキャンディーです』
と説明したら、みなさん『?』と首をかしげておられましたが、食べて納得していただけました。

本日も読んでいただき、ありがとうございました!
また本の紹介でお会いしましょう。

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