自家製メープルシロップ~Almost Timeと共に~

メープルシロップ画像 本のご紹介

こんにちは KCです。しばらく、日中も氷点下の寒い日が続いていましたが、少しだけ気温が上がりましたので、今年もメープルシロップ作りを始めました。とはいえ、ブログを始めたのが3ヶ月前なので、初出しです。

メープルシロップ、家で作れるの?

適したメープルの木があれば作れます!我が家にあるのはノルウェーメープルという品種です。シュガー、レッド、ブラック、シルバー、マニトバなど、シロップ作りに適した品種がたくさんあります。

具体的な始め方は?

まずは、木の大きさを確認します。
直径が25センチ以上(幹の円周が80センチくらい)あれば採取可能と言われています。
次に、ドリルで深さ3センチの穴を開け、タップ、またはスパイルと呼ばれる蛇口のようなものを木に取り付けます。


その後は、直にバケツを取り付ける方もいますが、我が家ではホースをバケツに繋いでいます。下の画像の木は太いので、2つタップを取り付けました。タップの数は、木の大きさと健康状態を見て決めます。

準備はこれだけです!あとは1日1回、溜まったメープルウォーターを回収します。木の大きさによりますが、24時間で平均6リットルほど溜まっていました。

集めたものはどんな感じ?

メープルシロップと聞いてイメージするのは、琥珀色から赤茶の透き通った、とろみのあるシロップだと思いますが、バケツの中に採取しているのはその前段階のメープルウォーターなので…

まるで飲料水のような、無色透明の液体なのです。とろみも一切ありません。

シロップになるまで煮詰めていく

我が家にあるメープルの木は2本のみ。4人家族で、翌1年間食べる分しか作れませんし、コストパフォーマンスを考えると、専用の装置も買えません。原始的な方法で1週間分のメープルウォーター40リットルを煮詰めていくのは時間がかかるので、週末にまとめて作業します。
消防署に、焚き火の許可を得てから、ひたすらメープルウォーターを加熱して煮詰めていきます。水のようだとはいえ、糖分が入っているので油断すると焦げて台無しになります(学びました)。外気温との差もあり、湯気が一面に広がって視界が悪いので、湯気を仰ぎつつ、スパチュラで混ぜつつ、火の加減を見つつ、子どもと遊びつつ…

仕上げはキッチンで

ある程度とろみがついて、薄い琥珀色になってきたら、大きな鍋では均一に加熱しにくいので、家のキッチンで仕上げます。家の中はメープルシロップの香りでいっぱいになります。メープルウォーターからシロップにするまでに、1/40量まで煮詰めると言われています。
メープルシロップを作っている工場やファームの方は、削った氷にシロップを落とし固まったものを食べる、Frozen Maple、またはSnow Candyを作ってくださることもあります。
本来は、雪の上に垂らして作っていたようですが、まぁ今の雪はあまり綺麗じゃないかもしれないですしね…

我が家の冬仕事の1つ

メープルウォーターが採れる時期は気温が関係していて、氷点下が数日続いた後、少し寒さが緩むと、樹液がよく流れるそうです。夜の気温が低く、日中は0度以上あることも条件のひとつ。大体、1月下旬から3月中旬にかけて、ほぼ毎週煮詰める作業をしています。
この時期、シロップ作り見学ツアーや、無料パンケーキ&メープルシロップを提供しておられるファームもあるので、もしお近くにあれば行ってみてください。

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