Daylight Savings Time

時計画像 米国日常生活

こんにちは KCです。更新が空いてしまいました。どこもかしこもサンクスギビングの準備で気忙しいムードです。ハロウィンが終わってから、イルミネーションで飾り付けるおうちも増えてきました。Daylight Savings timeが終わってからというもの、夕方5時にはすっかり暗くなります。お店での挨拶もHappy Thanksgiving!や Happy Holidays!に変わってきました。
日本では馴染みの無い、Daylight Savingsとはどんなものか、簡単にご説明します。

Daylight Savings Timeとは

春から秋にかけて、日中の光(Daylight)が出ている時間を、長く有効に使うために、時計を1時間ずらすことです。具体的には
3月の第2日曜日、深夜2時に、時計の針を1時間進めて3時にします。
11月の第1日曜日、深夜2時に時計の針を1時間戻して1時にします。

ヨーロッパでもサマータイムと呼ぶ同様の文化がありますが、アメリカとは1~2週間、時期が異なるようですので、注意が必要です。

3月に時計をずらすとどうなる?

例えば、私の住むマサチューセッツ州で、3月上旬の日の出は朝6時頃、日の入りは夕方17時20分頃です。3月第2日曜に時計を1時間進めると、日の出は7時頃、日の入りは18時20分頃になります。
朝6時に起きる習慣がある場合、日の出より1時間ほど前に起きることになり、日光が出ている間の時間をフル活用出来ます。
更に、夏至に向けて日光が出ている時間は長くなるので(日の出5時、日の入り20時半頃)、夕飯を済ませた後に散歩に行ったり、アクティビティを行ったりして、明るい時間帯を活動的かつ有効に使うことが出来ます。

11月に時計を戻すとどうなる?

6月の夏至以降は、日照時間が徐々に短くなります。同じくマサチューセッツ州で11月上旬(Daylight Savings終了直前)の日の出は朝7時20分、日の入りは夕方17時30分頃です。時計を1時間遅らせると、日の出は朝6時20分、日の入りは夕方16時30分頃になります。
朝6時に起きる場合、日の出まで1時間以上あって真っ暗だったのが、起きて20分後には日の出を迎えるので、目覚めやすくなります。しかし、夕方暗くなるのが早くなり、交通量の増える帰宅ラッシュ時に視界が悪くなる、夜間の電気使用量が増えるなどの影響を及ぼします。

効果的か否か

Daylight savingsによって、日中の活動時間が増えると、人々は健康的になり、社会やコミュニティとの関わりが増え、農家など早朝から活動する方には特に有益だと言われてきました。しかし実際には、夜いつまでも明るい夏場は、寝付きにくかったり、起きて活動していることで電力消費が高まったりするため、利点ばかりでは無いという意見もあります。

取り入れていない2州

アメリカの中でも、アリゾナ州とハワイ州では、Daylight Savingsを導入していません。地球の傾きにより、北半球で夏の日照時間が長くなることを最大限活用するための制度ですので、赤道に近いハワイ州は1年を通して日照時間の差異が小さく、アリゾナ州は温暖な気候が続く地域であるため、必要が無いのです。(一部、例外区があります)

個人的な意見

私は、Daylight Savingsによる恩恵は無いと感じています。むしろ、年に2度も、家中の時計を合わせて回らないといけないので、かなり面倒です。
特に11月に時計を戻してからは、夕方暗くなるのが早く、冷え込んできて、ホリデーシーズンの気忙しさも加わった中での運転が本当に苦手です。
元々、冬は嫌いではなかったのですが、マサチューセッツ州に移住してきてから、日照時間が短いことをより実感するようになりました。すでに春が待ち遠しい…。

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