ちょっぴりお兄さんになったうさぎの、かっこいい下着のお話

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こんにちは KCです。
子どもが小さい頃、服は上から下まで選んでいたものですが、ある時から、親の意思も天候もTPOも関係なく、常に長靴を履きたがったり、同じシャツばかり着たがったり、独自のファッションセンスを爆発させます。子どもながら、納得の理由を説いてくれることもあり、なるほど…!と唸ったことも。

今日ご紹介するのは、もう大きいうさぎになったジャスパーと、彼の気持ちに寄り添いたくなる、おもしろおかしいお話。子どもと親とでは、読む視点がずいぶん違うかもしれません。

日本国内の方はこちら↓
Creepy Pair of Underwear!
Aaron Reynolds (Author)
Peter Brown (Illustrator)

米国内の方はこちら↓
Creepy Pair of Underwear!
Aaron Reynolds (Author)
Peter Brown (Illustrator)

ある日、うさぎのジャスパーはお母さんと一緒に買物に行きました。新しい下着のパンツを買うためです。真っ白のパンツを3枚、手に取り、お金を払うためにレジへ向かおうとすると、なんと緑色に光る奇妙なパンツが置いてあったのです。

お母さんはそれを見て、ちょっと気持ち悪いと思ったのですが、ジャスパーは緑のパンツに目が釘付け。『お願い!買ってもいい?これ、かっこいいもの。ぼく、もう大きいうさぎなんだよ!』と頼み込んで、1枚買ってもらえることになりました。

もちろんその夜、ジャスパーは新しくてかっこいい緑のパンツを履いて寝ることにしました。大きいうさぎになったのだから、廊下の電気が消されても、部屋のドアが閉められても平気なはずですが…

ベッドの中で、パンツが光っているのです。忍び寄る恐怖のような、実におどろおどろしい緑色に!
寝付けなくなったジャスパーは、白いパンツに履き替え、緑色に光るパンツは洗濯かごに押し込みました。これで安心して眠れる、とすやすや寝息を立てて眠りに落ちたジャスパーですが、翌朝ー。

バックパックが緑に光っています!ジャスパーはこれからどうするの?

うさぎのジャスパーのお話は、Jasper Rabbit’s Creepy Talesとして、3つのお話があります。(以前、1作目のCreepy Carrots!にんじんのお話を紹介したブログはこちら)

Creepy Pair of Underwear!は2作目で、1作目と同様、Peter Brownさんの黒やグレーで描かれた挿絵はコミカルながら、不穏な感じが漂い、そこに緑色が映えて、一層奇妙なのです。ジャスパーの嬉しそうな顔と、怯えている顔との格差からも、背筋が冷たくなるような怖さが伝わってきます。

その一方で、ジャスパーの行動力や考え方の変化に、成長を感じられ、心がほっとする結末に。
1作目のCreepy Carrots!を読んだ方には、見覚えのある景色も見つかりますよ!

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