ディズニー・アニメーションのアーティストが描く!夢に満ちたお話

青インク画像 本のご紹介

こんにちは KCです。
今日ご紹介する絵本は、一面の青が印象的なこちら。

日本国内の方はこちら↓
Blue Spot
By Griselda Sastrawinata-Lemay

米国内の方はこちら↓
Blue Spot
By Griselda Sastrawinata-Lemay

猫のデイジーは、白い新しいワンピースに、青い染みをつけてしまいました。
「どうして染みがついちゃったの?」とママに聞かれたデイジーはこう答えました。

It all started when I was drawing during art class with a blue pen.

It all started~ には、~から全てが始まった、~がきっかけになった、という意味があります。
「アートの時間に、青いペンでお絵かきをしていたことから始まるんだけど」ということは、理由はそれだけではなさそうです。
「それから、休み時間に青いチョークでホップスコッチ1を描いたの」
「壁にも青いペンキでお絵かきしたわ」
「お腹が空いたからブルーベリーを食べたの」
そこでママは納得したように「それで染みがついちゃったのかな?」と言いますが、デイジーのお話はまだまだ続きます。

この辺りから私も、染みがついてしまった理由が気になって仕方ありません。どのページにも、楽しそうなデイジーと豊かな青色を用いたポップな挿絵が続きます。
小さな子どもって、お話したいことはたくさんあるのに、まだ順序立てておしゃべりが出来なくて支離滅裂だったり、結末が無かったりしますが、デイジーも正にそんな感じで、ママは質問をする隙も無く…
青い染みの理由はいったい何だったのでしょうか。知りたくて、ページをめくる手が止まりません。デイジーと同じくらいの年齢(4~5歳でしょうか)のお子さんにおすすめ。

  1. ここで言うホップスコッチとは、日本のけんけんぱに似た遊びで、数字を書いた枠の中を片足や両足で跳ぶもの ↩︎

《+αのお楽しみ》
著者のGriselda Sastrawinata-Lemayさんはインドネシア出身で、小さな頃はディズニーのシンデレラや眠れる森の美女を見て育ち、いつかディズニーで働きたいという夢を抱いていました。
16歳になる頃アメリカに移住するも、母国語ではない英語に苦労をしたといいます。異国の地で、絵を描くことが彼女の心の支えであり、コミュニケーションの要にもなっていました。
そして現在、彼女はWalt Disney Animation Studiosで夢を叶えています!彼女のインタビュー動画がありますので(1分半ほどの短いものです)そちらも合わせて御覧ください。

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