こんにちは KCです。
ありがたいことに、我が家の2人の子どもたちは、素敵なお友達に恵まれ、お誕生日会に呼んでいただくことが多いです。
アメリカのお誕生日パーティー
室内トランポリンパークだったり、おうちの裏庭にバウンスハウスをレンタルしたり、ロッククライミングジムだったり、ローラースケートリンクだったり。
びっくりするほど大きなおうちに招かれ、大画面テレビにテイラー・スウィフトのライブが流れている、Swifty パーティーなんかもありました。
それはもう、親御さんたちのパーティー案は多岐に渡り、どのパーティーもゲストを楽しませてくれます。
中高生になると、こういったパーティーはしませんが、メキシコ、ラテンアメリカ系の方にとっては、15、16歳が大きな節目でもあるので、結婚式さながらの数百万円規模のパーティーをする人もいるとか…。
Quinceañeraキンセアニェーラと言います。



お誕生日パーティーに呼ばれた!
最近はもっぱら、Evite(オンラインの招待状で、Eメール+Inviteの造語です)で届くことが多いです。アレルギーの有無を聞かれることもあるので、参加する場合は、ホストに伝えておきます。
◯◯(子どもの名前)is allergic to nuts/ gluten/ shellfish.
ナッツ/グルテン/甲殻類のアレルギーがあります。
◯◯(子どもの名前)is lactose intolerance.
乳糖不耐症です。
アレルギーや宗教的理由などで、パーティーの食事を食べられない子は時々います。
ホスト側が『グルテンフリー/デイリーフリーのケーキも用意してあるよー』という場合もありますし
ゲストが、パーティーでは安全だと分かっているものしか食べない(食べたことのあるフルーツ、袋菓子など)というご家庭もありますし
ゲストが自分でアレルゲン無しのピザやカップケーキを持参してくる場合もあります。
ホストは『Feel free to reach out to me if you have any questions!』
質問などがあれば、気軽に聞いてください
というメッセージを付けてくれていることも多いので(たとえ無くても)分からない点は聞いておいた方が良いです。
きょうだいは行ってもいいの?
基本的には、招かれた本人だけの参加(+保護者)です。
しかし、どうしてもその日はベビーシッター(パートナー、祖父母など)の都合がつかない場合は、早めにホストに確認します。
1.きょうだいも参加させてもらう
2.送迎はするが、パーティー自体には招かれた子どもだけ置いていく(子の年齢や、会場にもよる)
3.パーティーには招かれた子供だけで、保護者ときょうだいは別で遊ぶ、費用負担は自分たちでする
4.パーティー不参加
私は3のケースがありました。ローラースケート場でのパーティーに、娘イチカが招かれたので、イチカの分は無料。息子ニコのチケットやシューズレンタル料は私が支払いました。友達といる方が楽しい、親がずっと見ていなくても大丈夫な状況や年齢であれば、こういった対応もありだと思います。
プレゼントは何が良いの?
ホストとの関係性、予算、いろいろな条件があると思うので、あくまでも一例として、我が家の案を見ていただけると嬉しいです。どの子にも、本は必ず用意しています。
ギフトカード
0歳~3歳くらいまでのお子さんの場合は、親御さんに、ベストなものを選んでもらうために、ギフトカードにすることが多かったです。イースターやハロウィンなどのイベントが近ければ、それに合わせたヘアアクセサリーやシールなど。
レゴ、キャラクターもの、クラフト系
幼稚園生くらいになると、好みがはっきりしている場合が多いので、なるべく本人の希望に沿うようにしたいと思っていました。定番のレゴ、好きなキャラクターの靴下(お洋服は好みがありそうなので)、クラフトキットなど
クラフトキットは、色付けするだけの風鈴や、モルタルにビー玉やタイルを埋め込むステップストーン、プラスチックの針で縫うフェルト細工、木のパーツを組み立てるレースカー、バードフィーダーなど、なんでもあるので選ぶのも楽しいですし、なんならクラフト好きの我が子が欲しがっていました。
パズル、知育おもちゃ
小学生以降は、ちょっとチャレンジ系のものが増えました。STEMと検索すると、大人でも面白いおもちゃがあります。本も、歴史に基づいた内容や、体のしくみなどの科学系、料理の本、地理を学ぶ本など、学習系にシフトしていく時期でした。
体験施設系のギフトカード
たまにホストから『おもちゃはたくさんあるから要らない、来てくれるだけで十分』と言われることがあります。それでも、手ぶらで行くのは気が引けます。物やおもちゃをこれ以上増やしたくない親御さんの気持ちは痛いほど分かるけれど、主役はお子さんなので、我が家の子どもたちも友達に何かあげたい気持ちはありますしね。
また、招待していただいたものの、新学年になったばかりで、子どもたち同士もまだ互いの好みをよく知らない場合にも、良いギフトだと思います。室内パークや、脱出ゲーム、レーザーゲーム、ゴーカートなどの施設は、身長や年齢制限があるので気をつけないといけませんが、親御さんからも結構ウケます。
これまであった面白いギフト
お祝いは全てサッカーボール
甥は寝ても覚めてもサッカー漬けというサッカー少年。12歳の誕生日にお友達を12人招いてパーティーをしたのですが、両親は『ギフトは要りません、来てくれたらそれだけで嬉しいです。もし何か用意したいと思っておられるなら、サッカーボールにしてください』とお願いしたそうです。
その結果、全員から12個のサッカーボールをいただく結果に!!
それも毎日自主練に使って、見事にぼろぼろになっていました。
お金の使い方を学ばせたい
オタ夫さんのいとこは、誕生日が近い2人兄弟を育てていて、パーティーはいつも合同でお祝いします。彼女もまた『ギフトは要らない』と遠慮する人ですが『用意してくださる場合は$5だけお願いします。お金の計算とやりくりを学ばせます』と言われました。
魔法のカード
仕事が忙しく、あまりお子さんとのゆっくりした時間が取れないというお母さんがいます。
そこで、近くの可愛いカフェのギフトカードを用意し、誕生日のお子さんに向けて、こんなメッセージを添えました。
『これは魔法のカードです。君やお母さんがとても疲れていて、ご飯を作るのが大変な時は、このカフェに行って好きなものを食べましょう。お母さんと、マジカルで素敵なデートを楽しんでね!』
お母さんの涙腺が崩壊しました。
さいごに
いかがでしたか?
子どもたちがパーティーを楽しんでいる間、親御さん達は情報交換をしていることがよくあります。習い事は何をさせているかとか、おすすめのレストラン、おすすめの工務店、車の乗り心地や使い心地、サマーキャンプ先、来年以降の先生の評判など…
住んでいる町のことはおろか、アメリカの常識さえも知らずに移住してきた私にとって、親御さんとのつながりはとても心強いです。子どもたちが良いお友達に恵まれているのは、我が子もそう思っていただけているのだと解釈することにしています。
そして、自分も『イチカとニコのお母さん、いい人だよね』と思ってもらえるように、周りの親御さんとの関わりを大切にするよう心がけています。