こんにちは KCです。今日ご紹介する本は、黒猫のBAD KITTYシリーズの第一作目です。シリーズを通して、『悪い子ね!◯◯してなさい!』などと叱られる猫ちゃんですが、その行動にはちゃんと理由があるのです。
この猫ちゃん、元々は良い猫ちゃんだったのです。しかしある日、飼い主がこう言っているのを聞いてしまいます。「あら、猫ちゃんのご飯が無くなってるわ。いまあるのは美味しくて健康的な…」
その後に続くのは、アルファベット順に並ぶ野菜の数々。
Asparagus アスパラガス
Beets ビーツ
Cauliflower カリフラワー
Dill ディル…
中には辛いものや香りの強いスパイス、猫ちゃんには絶対に禁忌のたまねぎやにんにくまで!
AからZまでずっと野菜を並べられては、どんなに良い猫ちゃんだってうんざりですよね。そこで、悪い猫ちゃんになろうと決めたのです。
どんなに悪い猫ちゃんかって?それはもうとてもとても悪いんです。
Ate my homework 僕の宿題のプリントを食べちゃって
Bit Grandma おばあちゃんに噛みついて
Clawed the curtains カーテンによじ登って
Damaged the dishes お皿をちょいちょいっと落として…
AからZまで、猫ちゃんがやりそうな悪事という悪事をはたらくのでした。
猫を飼った人なら分かるような、ねこあるあるが詰まったアルファベット絵本です。読み聞かせるだけでも面白いのですが、身近な野菜の名前や動詞、名詞がたくさん出てくるので、語彙力アップにもおすすめです。
BAD KITTYなんて読んで、子どもに真似して欲しくないですって?大丈夫、元々は良い猫ちゃんですから、後半ではVERY VERY GOOD KITTYになってくれますよ!