こんにちは KCです。
私の住むマサチューセッツ州は、四季こそありますが、日本の大部分よりは少し春が遅め。日本のお花見のニュースが届く頃は、まだ氷点下の日も多いです。
春の訪れを待ち遠しく感じている時間を、美しく描いた作品を紹介します。

日本国内の方はこちら↓
and then it’s spring
Julie Fogliano (Author)
Erin E. Stead (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
and then it’s spring
Julie Fogliano (Author)
Erin E. Stead (Illustrator)
《あらすじ》
帽子をかぶり、マフラーと手袋をつけて外に出てみると、世界は茶色でした。
見渡す限り、茶色でした。
そこで、種をまくことにしました。
いろいろな種をまいて、それぞれにサインを立てたら、雨が降るのを待ちます。
雨が降ったけれど、まだ世界は茶色のままです。
でも、きっと、何かが起こる、素敵な可能性を秘めている茶色の世界です。
『芽が出たかな?』
いいえ、まだ世界は茶色のままです。

Caldecott Medal受賞作家のErin E. Steadさんが描く、冬から春の芽生えの季節は、派手さはなく、静か。しかし、春への期待と、生命力の強さが込められた、美しい光景です。
登場する子どもや動物たちの表情は、あまり鮮明には描かれていないのですが、その静けさがより一層、冬の厳しさや寂しさを表現しているように感じます。
その分、春が訪れた瞬間、世界が鮮やかに色づき、心に込み上げるものを感じるのです。
《おまけのお話》
作者のJulie Foglianoさんと、挿絵を手掛けたErin E. Steadさんの出会いは、ニューヨークの本屋で一緒に働いていたことがきっかけだそう。
本好きのお二人の偶然の出会いが、この作品につながったのだと思うと、人の縁というのは何かに導かれていることもあるのかなと、そんなことを信じてしまうのでした。
