こんにちは KCです。
以前エリック・カール美術館に、Eric Carle Loves Japanの企画展を見に行きました。その時の記事はこちら↓
たっぷり絵本の世界を堪能したあと、ショップでいわむらかずおさんの本を買いました。日本語では『もりのあかちゃん』(1998年、至光社)として、英語版では『Hooray for Spring!』と訳され、春の訪れを元気いっぱいに楽しむ子リスたちが描かれています。
子リスのマック、ミック、モリーは、森で春の到来を楽しんでいます。青々とした若葉に毛虫が付いている様子を観察したり、桜の花の蜜を吸うハチに出会ったり。
すると3匹のいる枝の先に、ぴいぴい鳴いている鳥の赤ちゃんがいるではありませんか。『まいごかなぁ、お腹が空いてるみたい』と心配になる子リスたち。一生懸命考えて、鳥の赤ちゃんが食べられそうなものを探してきます。
まずは子リスたちも大好きな松ぼっくり。中の種がおいしいのです。しかし、鳥の赤ちゃんは食べようとはしません。子リスたちは、なんとかしてやりたいと、次のものを探しますが…
細かく美しい挿絵からは、葉の陰からのぞく穏やかなおひさまの光も感じられます。3匹が枝から枝へと走り回る様子を見ていると、私も子どもたちも、春が待ち遠しくなります。ひんやりした風の中をハイキングしていると、じきに柔らかなおひさまの光でぽかぽかしてきて、休憩がてらピクニック。小鳥のさえずりが聞こえ、緑の息吹が瑞々しく広がる。あぁ、いいですねぇ。
ハロウィンやクリスマスといった行事も楽しいですが、日にちにとらわれず、花芽が膨らんだり、日差しが穏やかになったりと、気温や景色の中に季節の変化を見つけるのも嬉しいですよね。