こんにちは KCです。今日は雪予報で、まとまった積雪がありました。雪が降り出す前に町中をトラックが走り、融雪剤を撒いていきます。雪が降り始めると、夜中でもトラックの除雪の音が聞こえます。
園芸屋兼庭師の友人は、トラックと除雪器具のスノープラウを所有しているので、町と契約をして、決まったエリアを除雪して回ります。冬は庭師の仕事が減るので、貴重な収入源の1つ。
町で保有している除雪車には限りがあり、大型車は主要道路から優先的に回ります。また、細い住宅地では動きづらいので、友人のような小回りのきくトラックがあれば、町の隅々まで早め早めに除雪して回れます。Win-Winで良い仕組みだなぁと思います。
それでは遂に、Jon Klassenさんのぼうしシリーズ第3弾のご紹介です。
ある日、2匹のカメがぼうしを見つけました。1匹がかぶってみました。『君によく似合ってるね』と言ってもらえました。もう1匹もかぶってみました。『君もよく似合ってるね』と言ってもらえました。しかし、カメは2匹、ぼうしは1つ。どちらか1匹がぼうしを手に入れたとすると、もう1匹は何ももらえません。そこで1匹がこう提案しました。『ぼうしはここに置いて、ぼうしを見つけたことは忘れた方がいいよ』
Jon Klassenさんの挿絵は、口が描いていないので、喜怒哀楽が読み取りにくいです。カメの甲羅の柄以外は、カメの大きさも表情も同じように見えます。しかし、カメの視線や言葉の端々から、ぼうしを諦めきれない様子が伝わってくるのです。
抜け駆け、早いもの勝ち、独り占めのような言葉は、この2匹のカメの中にあるのでしょうか。あるけれど、友達想いの方が強く、自分だけぼうしをもらうわけにはいかないと考え直しているのでしょうか。
文章が少なく、ゆったりとした会話なので、赤ちゃんの読み聞かせにもおすすめ。カメの視線を真似して読むと子どもたちがクスクス笑いだします。ゆっくりと時間が流れていく様子も楽しみながら読んでください。