切り絵が面白い!ハロウィン向けのかぼちゃのお話

かぼちゃの画像 本のご紹介

こんにちは KCです。
今日は息子ニコが、学校の図書室から借りてきた、秋らしい絵本を紹介します。
週に一度ある図書の時間。母の好みに邪魔されず(笑)、子どもたちがどんな本を借りてくるのか、楽しみにしている日でもあります。

まずは事前知識として、アメリカでは秋になると、農場やスーパー、ホームセンターなどにたくさんのかぼちゃが並びます。色、形、サイズも様々で、そのまま玄関先に飾ったり、外塀の上にコロコロとならべたり、ジャック・オー・ランタンを作ったりします。
彫ったジャック・オー・ランタンやこうもり、蜘蛛の巣などのデコレーションは、ハロウィンが終わると同時に片付けますが、かぼちゃや秋らしいデコレーションは11月下旬のサンクスギビングまで残しておく方が多いです。その前に、野生動物に食べられてしまうこともありますけどね。

このように、たくさんのかぼちゃが並べられている場所、特に農場のようなところをPumpkin Patchと呼び、かぼちゃ達も、誰かが自分を選んで家に持ち帰ってくれるのを、今か今かと待っているようにも見えます。このUgly Pumpkinも例に漏れず。そんなPumpkin Patchでのお話。

日本国内の方はこちら↓
The Ugly Pumpkin
By Dave Horowitz

米国内の方はこちら↓
The Ugly Pumpkin
By Dave Horowitz

時は10月。Ugly Pumpkinが周りを見回してみると、違う形はあれど、自分のようなへんてこな形のかぼちゃはいません。それでも誰かに選んでもらいたい、そう思ってドキドキしながら待ちます。

魔法使いやガイコツたちが、次々と別のかぼちゃを選んでいく様子を見て、Ugly Pumpkinも一緒に行きたいと願うけれど、みんなとっても冷たい対応。誰からも選ばれないまま、あっという間に11月、Ugly Pumpkinはひとりぼっちになってしまいました。更には雨まで降ってきて…

この絵本の挿絵は、色紙の切り絵と色鉛筆で描かれているそうです。
遠近法も面白いですし、切り絵のポップさと繊細な色鉛筆とのコンビネーションで描かれた季節の移ろいが素敵です。

韻を踏んだ言葉が切り絵で表現されているところもあり、息子ニコは楽しそうに声に出して読んでいました。ただ、ハロウィンの季節のお話ということで、ちょっと怖い絵もあります、念の為。

《+αのお楽しみ》
著者のDave Horowitzさん、HPに載せておられる経歴が面白すぎて、3回読み直しました。ぜひ一度、訪れてみてください。

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