リセスエイドってなに?

教室画像 米国日常生活
Many hands of volunteers during Maths class

こんにちは KCです。日本でもアメリカでも、教員不足のニュースをよく目にします。アメリカでの要因例を見てみると、低賃金、長時間労働、離職率の高さ、教科指導以外に割く時間の長さ(生徒指導、保護者対応)など、日本と同じような問題を抱えていることが分かります。
息子ニコの学校には、リセスエイドと呼ばれるパートタイムスタッフが居ます。募集要項はこんな感じです。

  • リセス(休み時間)に、生徒の安全監督をする
  • ランチタイムが円滑に進むよう、整列や配膳など、生徒の補助をする
  • 資格、学歴不問
  • 1日3時間、週5日
  • 勤務日は公立学校のカレンダーに沿う(年によるが180日程度)

リセスエイドは、生徒の親であったり、退職された年配の方であったり、人種も年齢も幅広く雇用されています。教員の負担を減らし、地域に雇用を生み、生徒と地域の方々との繋がりを作り、地域全体で子どもたちを育てる取り組みです。

30分間のリセスの後に続いて、30分のランチタイムがあるので、担任の先生はリセスになると生徒をリセスエイドに任せます。ランチタイムが終わる時刻になると、カフェテリアに生徒を迎えに行き、並んで教室へ戻ります。
また、1日1コマ(50分)の専科クラスがあり、音楽、美術、コンピューター、体育、図書の先生が、生徒を受け持ちます。


この間に、担任の先生は昼休憩を取ったり、保護者への連絡をしたり、教材準備をしたりします。実際には、2時間足らずの間では、全てを終わらせることは出来ないと思いますが、勤務時間内に集中して作業が出来るというのが重要ですよね。

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