【ロングセラー】ボストンの町に住む10歳の女の子の物語

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本のご紹介

こんにちは KCです。
今日、ご紹介する本は、小学生の頃に出会った児童書。そういえばボストンが舞台のお話でした!

日本国内の方はこちら↓
Anastasia Krupnik
Lois Lowry (Author)
Diane de Groat (Illustrator)

米国内の方はこちら↓
Anastasia Krupnik
Lois Lowry (Author)
Diane de Groat (Illustrator)

10歳の女の子アナスタシアは、大学教授のパパと、画家のママとの3人家族。ボストンのアパートに住んでいます(このことはシリーズ第2巻で詳しく描写されます)。勉強がうまくいかなかったり、担任の先生のことを好きになれなかったり、上級生に恋したり、ミドルネームが欲しくなったり、生まれてくる弟のことを歓迎できなかったり、年をとったおばあちゃんとの思い出をかき集めたり…

少しずつ、身の回りのことや、自分と人との関わりが変化してきて、気持ちがついていかない様子が見てとれます。アナスタシア本人は、自分がどうして苦しいのか、客観視できずにモヤモヤした気持ちを抱えています。

10歳になった年の初めから、大切な緑のノートに、好きなこと、嫌いなこと、素敵な詩の一節などを書き留めているアナスタシア。不安定に揺れ動く気持ちを、彼女なりに消化し、成長していく姿が、愛おしくてたまらないロングセラー作品です。時折出てくるボストンの町の描写も、町を知っている方には嬉しいところです。

自分だけが見る緑のノートになら、本音を書ける

著者のLois Lowryさんは、ハワイ生まれの超ベストセラー作家。お父さんの仕事の関係で、あちこちに引越をする幼少期だったそうで、日本に住んでいたこともあります。
アナスタシアシリーズの第1巻が出版されたのは1979年。全9巻に加え、弟のシリーズも出ています。

私が、アナスタシアの日本語版『わたしのひみつノート』シリーズに出会ったのは8歳頃。アメリカ人のお姉さんは、日々こんなに心苦しい感じなのね…、と思った記憶があります。横文字の名前や、まだ知り得ぬ遠い世界、アナスタシアの複雑な気持ちの目まぐるしい変化が強いインパクトを残し、私の愛読書の1つになりました。

日本語翻訳版を手掛けた掛川恭子(やすこ)さんは、講談社出版の赤毛のアンの翻訳をした方でもあります。2014年のNHK朝ドラマ『花子とアン』で、もう一度アンの世界を読み返してみた方も多かったのではないでしょうか。

偶然にも、私が持っている赤毛のアンが、掛川恭子さん翻訳のものでした!
正直な話、赤毛のアンは、日本語版でしか読んだことがありません…。

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