こんにちは KCです。
2024年11月末に、一時帰国した際に、実家にある大量の本を送り出す必要がありました。その量25キロ超え。2つの箱に分けて、1つ12キロ程度にして、県庁のある大きな市まで車を走らせました。その目的は、2025年1月1日を以て取り扱い終了となった、日本郵便の特別郵袋印刷物というサービスを利用するため。
大量の印刷物を同一差出人から同一受取人へ送る際に、専用の郵袋にまとめて発送できるサービスで、アメリカへは最大30キロまで、送れることになっていました。
その店舗では、過去何年も取り扱いが無かったらしく、職員の誰も、手続きの方法を知らず、マニュアルを開いたり、どこかへ電話をかけたり。しばらく座って待っていると、『専用の袋が隣県にしか無く、今日は受付できません』と言われました。
結局、2つの箱も持ち帰ることになりました。準備が整ったら電話で連絡しますとのことでしたが、私はすぐ米国に戻らなければならなかったので、地元の友人に託すことに。
後日、友人が出向いて手続きをしてくれ、送料は13,000円くらいでした。それが12月初旬の話。

2025年3月12日、玄関先に置かれたこの箱。通常の国際小包のラベルは貼っておらず、手書きの住所のみ。
送った本の箱のうち、1つが届きました。
箱は多少ぼこぼこになっていましたが、そんなに荒く扱われたような跡もなく、厳重に梱包した中身は綺麗でした。
しかし、『専用の袋』はどこに行ったのでしょう。わざわざ別店舗から取り寄せた『このサービス専用の袋』ですよ。そして、もう1つの箱はどこに行ったのでしょう。
書類、ラベルは、専用の袋に取り付けてあったはずです。そして、途中で袋を開けて検閲があると言われた為、友人が両方の箱に、名前や住所を書いてくれていました。
その住所の通り、1つは我が家に届いたわけですが、もう1つは…?
在米10余年、航空便から船便までいろいろ利用しましたが、時間がかかったり、中身がちょっと傷んでいたことはあっても、紛失はありませんでした。
友人に、箱1つは届いたんだけど、と写真とともに経緯を説明すると『袋に入ってなかったの?わざわざ別店舗から取り寄せた専用の袋は?取り寄せ待ちになった、あの袋は?』と言われました。おっしゃる通りでございます…



箱の中身はというと、本の角が傷まないよう、新聞で包んだ後に、ビニール袋に入れました。
緩衝材には、無印良品のはがせるコットンを、袋ごとたくさん詰めておきました。スーツケースに入れると結構嵩張るので、ちょうどよかったです。
届いたのは懐かしの絵本や児童書、最近の文庫もあります。あまり綺麗な状態ではないので、クリーニングできるかどうかは分かりませんが、とりあえず【半分は】届いて良かったです。
追跡できないサービスですし、作成したラベルの発送履歴を見ようとしても、データが残っていませんでした。終了したサービスだからでしょうか。もう1つの箱は諦めた方が良さそうです。
今後、日本から安価で本を送るとしたら、スーツケースや箱に詰めて、自分と共に米国に行くのが最も確実でしょうね。