こんにちは KCです。
Moonbeam Children’s book awardsを受賞した、可愛くて強い女の子エマにシリーズを紹介します。

日本国内の方はこちら↓
When Charley Met Emma
Amy Webb (Author)
Merrilee Liddiard (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
When Charley Met Emma
Amy Webb (Author)
Merrilee Liddiard (Illustrator)
エマは生まれつき両手がありません。ひじくらいまでの長さの腕がついています。いろいろなアートが大好き、人を笑わせるのも大好き、そして家族と、大切なお姉ちゃんクロエのことが大好きです。
チャーリーは他の子と遊ぶのも、元気いっぱい走り回るのも好き。でも静かに絵を描きたい時もあります。そんな時、自分は他の子と何かが違って、変なんじゃないかと思っています。
でもお母さんは、『人と違うということは、変でも悲しいことでも悪いことでもないよ。違う、ということはとても素敵なの』とチャーリーに優しく伝えます。
ある日、チャーリーは、車椅子に乗った女の子に出会いました。お母さんに『あの子はどうして手がないの?どうして変なの?』と聞きました。そしてその言葉は女の子にも聞こえていました。
お母さんの視線と、女の子の悲しそうな顔に気づいて、チャーリーは自分がとんでもないことを口にしてしまったことに気がつきました。謝るチャーリーにエマが返した言葉とはー。
Launched in 2006, the Moonbeam Children’s Book Awards are a premier celebration of exceptional children’s literature, recognizing the creative talents of authors, illustrators, and publishers. Each year, we honor outstanding books across various categories, including Picture Books, Early Readers, and Young Adult Fiction. These awards spotlight works that inspire imagination, promote diversity, and encourage a love of reading among young audiences.
2006 年に設立されたムーンビーム児童図書賞は、優れた児童文学を称え、作家、イラストレーター、出版社の創造的才能を表彰するものです。毎年、絵本、幼児・児童書、青少年小説など、さまざまなカテゴリーで優れた本を表彰しています。この賞は、読者の想像力を刺激し、多様性を促進し、若い読者の読書欲を奨励する作品を取り上げ、広く知ってもらうためのものです。(Moonbeam Websiteより引用、拙訳)
この作品を書いたAmy Webbさんには、障害のある娘さんがいます。娘さんの病気を通じて見えた新しい世界を、前腕欠損のエマとして、時に残酷に、しかし生き生きと書いています。
作品中のエマは、とても前向きで明るく、自分でできることは何でもこなしてしまいます。『人と違うことは素晴らしい』『障害をじろじろ見られるのは慣れているけど、変だと言われるのは嫌。質問は大歓迎よ!』と言うエマの強さと聡明なところは、きっとAmy Webbさんの娘さんそのものの姿なのかなと感じています。
3冊シリーズで、どれもエマの明るさに元気をもらえる素敵な絵本です。
