こんにちは KCです。引き続き、私の中ではMac Barnettさん特集が開催中です。文学大使に選ばれたこともあって、お住まいのカリフォルニア州オークランドの学校を訪れて、絵本の魅力を伝えたり、学生の頃の図書館でのエピソードを語ったりしているそうです。(The Oaklandsideのウェブサイトより)

文学大使に選ばれた時の記事はこちら↓

日本国内の方はこちら↓
Leo: A Ghost Story
Mac Barnett (Author)
Christian Robinson (Illustrator)
米国内の方はこちら↓
Leo: A Ghost Story
Mac Barnett (Author)
Christian Robinson (Illustrator)
ここにいるのはリオ。ほとんどの人には見えないけれど、ゆうれいのリオは、町のはずれの家にずっと住んでいます。ほこりっぽい家の中で、本を読んだり、絵を描いたりして過ごしています。
ある日、リオの住んでいる家に、新しい家族が引越してきました。ずっと1人だったリオは、お友達が出来ると思って喜びました。大事に迎えてあげなくちゃと思ったリオは、一家が引っ越してきた日の夜に、ミントティーとはちみつのトーストを用意しました。
しかし、一家はその奇妙な現象に怯え、科学者や司祭、超能力者まで呼んで、家をおはらいしようとしました。リオは、自分が歓迎されていないということを目の当たりにして、ずっと住んでいたその家を離れるしかありませんでした。通りを歩いてみても、道を尋ねようとしてみても、誰にもリオのことは見えません。

健気なリオの姿が胸にグッときます。大人ともなれば、良かれと思ってした行動が裏目に出て、がっかりしてしまう経験は多々あります。その時の気持ちを知っているからでしょうか、リオの心情を思うと、あまりにかわいそうで…。
ゆうれいやおばけを怖がる子は多いと思いますが、こんなゆうれいだったらお友達になってもいいかな?ミントティーとはちみつトーストのお礼に、わたしがおもてなしをする時は何をごちそうしようかな?何をして遊ぼうかな?そんなことを話しながら、読み聞かせをしてみてください。
Christian Robinson さんの切り絵、異なるトーンの青が可愛らしい本です。リオの体が透けている様子も面白いですよ。